東京都中央卸売市場における国内産のアスパラガスの価格は、国内産の入荷が少なくなる11月から翌1月にかけ高値となる。2月頃から徐々に国内産の入荷量が増加することに伴い、価格は1キログラム当たり2000円を下回り、夏にかけてさらに下がり、7~10月は同1000円程度で推移している。年によって大きな変動はあまり見られず、令和6年は1キログラム当たり1055~2943円(年平均1484円)の間で推移した。令和6年は、他の野菜が全体として平年より高値で推移した年であったが、アスパラガスは、直近2年とおおむね同じ値動きであった。
外国産のアスパラガスの価格は、夏場の7~8月が最も高く、その後徐々に下がって9~11月は安定して推移し、12月~翌1月にかけて高くなる傾向にある。令和6年は、直近2年よりも夏場の価格が高かったものの、1キログラム当たり814~2112円(年平均1158円)と、国内産の7割程度の価格で推移した。