
ホーム > 野菜 > 野菜の情報 > えだまめのあれこれ~世界で需要拡大 英語になった「edamame」~
えだまめは、大豆の未成熟な実で緑黄色野菜に分類される。大豆の原産地は中国北東部といわれ、日本でも古事記や日本書紀に「五穀」の一つとして記され、日本では穀物として栽培されてきた。現在のえだまめのように、大豆の若さやを食用とする食べ方は、江戸時代頃から見られるようになったといわれる。このえだまめを食べる食文化は、長い間アジア諸国独自のものであったが、近年の健康志向に伴う和食ブームや冷凍技術の発展などにより、2000年頃から北米、ヨーロッパなど海外でも冷凍えだまめが食べられるようになり、英語圏の辞書にローマ字表記の「edamame」が単語として掲載されるなど、世界各国で人気を博している。
日本国内で、最も流通量が多いのは、表面のうぶ毛が白色の白毛系であるが、晩夏から初秋に出荷されるうぶ毛が茶色い茶豆系も人気が高い。現在はえだまめ専用品種が400以上あるとされるが、在来種として特色のある品種も各地に多数あり、山形の「だだちゃ豆」や京都・丹波の「黒豆」、新潟の「茶まめ」「いうなよ」などがよく知られている。この「いうなよ」は、「あまりにおいしいので人にいうなよ」という言い回しに由来するとされている。
○えだまめの栄養成分
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00039.html
○えだまめの冷製ポタージュ
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00090.html
○えだまめとたらこの卵焼き
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00216.html