国産アスパラガスの春採りは1月から、夏採りは5月頃から出荷が始まる。1キログラム当たりの小売価格に大きな変動はなく、平成27年から200円前後で推移している。
一年中出回り、簡単な調理でおいしく食べられ、料理の彩りとしても映えることから、人気が高まっている。野菜として利用するのは若芽の部分だが、収穫後も成長を続けることから、出荷時には真空予冷で芯まで冷却して出荷される。鮮度を保つため、購入後も穂先を上に立てて野菜室で保存するとよい。
アスパラガスの中で最も栄養価が高いのは、太陽を浴びて育ったグリーンアスパラガスで、ビタミンを豊富に含み、穂先にルチンやアスパラギン酸といったアミノ酸の一種を多く含む。中でも多量に含まれているアスパラギン酸には、体内でエネルギー代謝を活発にし、疲労回復を早める効果がある。