えんどうは、若いさやごと食べるさやえんどう、未成熟の中の実を食べるグリーンピース(実えんどう)に大きく分けられる。また、完熟の実を豆大福などに用いるえんどう豆があり、えんどうは成熟するまで各過程で味わうことができる作物である。
グリーンピースは、ほとんどが缶詰や冷凍食品に加工されており、一年中手に入るが、生のものの風味は格別で4~6月が旬である。関東地方ではグリーンピースとして親しまれているが、関西地方ではうすいえんどうが春を告げる食材として親しまれていている。
近年では、豆がグリーンピースほどの大きさになってもさやごと食べられるスナップえんどうが開発され、日本でも昭和50年代から流通している。えんどうを発芽させた若い茎葉を食べるものを豆苗という。