えだまめの小売価格(東京都区部)の動向をみると、平成27年以降は100グラム当たり130円台から140円台前半で推移しており、上昇傾向にある。
大豆といえば「畑の肉」とも言われるほどタンパク質や脂質などが豊富だが、未成熟の大豆であるえだまめも同様に栄養価が高く、ビタミンB1や葉酸が多く含まれている。胃腸が弱いため夏バテを起こしている人に共通しているのが、ビタミンB1やB2などのビタミン類の不足だが、えだまめはこれらを多く含んでおり、手軽に食べられる野菜として、夏バテ防止や疲労回復に効果的といえる。
えだまめは時間の経過とともに独特の風味と甘みが落ちてしまうため、鮮度が大切である。枝付きのものは鮮度が保たれ、より新鮮な豆の風味を味わえる。保存する際は、短時間で硬めに茹で上げて水分を飛ばし、保存袋に入れ冷凍庫へ入れるとよい。
資料:農畜産業振興機構「ベジ探」(原資料:総務省「小売物価統計調査」)