健康づくりの指標である「健康日本21」(厚生労働省)において、20歳以上の1人1日当たりの野菜摂取目標量は、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの適量摂取が期待される量として350グラム以上とされているが、現状は平均280グラム程度と、約7割の人が目標量に達していない。これは必要量を正しく把握できていないことが理由の一つと考えられる。
そこで、農林水産省では、「野菜の日」(8月31日)の特別企画として、日頃の野菜摂取状況が把握できる測定機器を農林水産省内に設置する取組を行った(2022年に続き2度目)。2023年は7~9月および11~12月に、省内に機器を設置し、日頃の食生活に適量の野菜を取り入れることが習慣となるような機会を作った。