新潟かがやき農業協同組合(以下「JA新潟かがやき」という)は令和4年4月1日にJA北蒲みなみ、JAささかみ、JA新津さつき、JA新潟みらい、JA越後中央の5JAが合併して誕生した県内最大規模の農協である(図1)。
管内は、穀倉地帯である新潟平野を有し、西は美しい日本海に面する。また、霊峰
弥彦山、
角田山を抱き、広い平野と山あり川ありの豊かな自然に恵まれた立地を生かし、さまざまな農業が営まれている。
令和4年度の農産物販売金額は米203億8000万円、果実54億3000万円、野菜45億5000万円、花き・花木19億7000万円、畜産8億4000万円、雑穀8億1000万円、全体で339億8000万円となっている(図2)。
農業者の高齢化と、就農人口の減少が続く中、JA新潟かがやきでは、指導・販売事業が一体となって営農指導、産地育成、地産地消などを推し進めており、持続的な地域農業のために、農業振興に取り組んでいる。また、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」につながる事業展開を進めるため、営農指導体制の強化による「農畜産物の有利販売」「生産コストの低減」を基軸とした戦略にも取り組んでいる。