ホーム > 野菜 > 野菜の情報 > 北海道 JAめむろ ~生産量日本一!寒暖差が作り出す、甘みの強い
スイートコーン~
(1) 地元十勝や札幌などで「味力(みりょく)」をPR
過去には、関東や関西方面、遠方では鹿児島などの販売先と協力し、現地に赴きスイートコーンを主役にさまざまな青果物を販売したこともあった。しかし、まずは地元の芽室町や十勝の方々に十勝めむろ産スイートコーンのおいしさを知っていただこうと、店頭でゆで立てスイートコーンを販売する「十勝めむろフェア」を開催している(写真4)。地元十勝ではスーパー3店舗、札幌でも2店舗同時に開催しており、十勝めむろ産スイートコーンの「味力」をPRしている。また、関西や鹿児島の販売先と連携し、十勝めむろコーナーを設けた販売活動も継続的に行っている(写真5)。
(2) 営業倉庫を活用した小ロット販売の実現
今までは出荷ロットが大きいため、要望があっても数量が少ないとなかなか販売に結び付かないことがあった。しかし、全国の皆さんに十勝めむろ産のスイートコーンを届けたいという想いがあり、また2024年の輸送問題に対応する方策として、府県に点在する営業倉庫(輸送の中継地点)を活用し、小ロット販売を可能にする仕組みを作った。これにより、チャンスロスを減らし、今までよりも多くの消費地へ販売することが可能となった。
(3) ブランド化戦略
十勝めむろ産の農産物を消費者の方々に広く知っていただくため、商品ブランドロゴ(図5)を設定(注2)し、農産物の段ボールや加工品のパッケージに表示している。このマークは私たちJAめむろの生産者とお客様をつなぐ信頼のマークであると認識している。
(注2)JAめむろの農産物、もしくはJAめむろの農産物を主原料とした加工品のみに表示することが可能。
(4) 収穫したその日の夕方に販売!プロジェクト「鮮度直」への参加
令和3年からの新たな取り組みとしては、「北海道フードネットワークプロジェクト」(事務局:帯広物産協会)の一環として、物流大手と組み、朝採りの十勝野菜を首都圏や関西に空輸し、その日のうちにスーパーの店頭で販売するプロジェクト「鮮度直」に参加している。
朝収穫したスイートコーンは、選別後JAに出荷され、真空予冷機で品温を下げた後、空輸用の保冷コンテナ(写真6)に乗せて、トラック輸送と空輸を組み合せて店頭へ向かう。首都圏では当日の夕方、関西圏では翌日の開店から店頭に並び、数時間後には完売するほど盛況となっている(写真7)。
引き続き、全国の消費者の方が十勝めむろ産スイートコーンを目にする機会を増やし、十勝めむろ産農産物が北海道産や十勝産ではなく、「十勝めむろ産」として販売できるよう、そして、十勝めむろ産農産物を消費者の方々に選んでいただけるよう取り組んでいきたい。