播種作業は、地温が15度を確保できる時期になってから、以下のスケジュールで行っている(図3、写真1)。
〇屋根掛けハウス:2月中旬~3月中旬播種、5月中旬出荷開始
〇トンネル(直播栽培):3月中旬~4月上旬播種、6月中旬出荷開始
〇トンネル(移植栽培):2月下旬~3月上旬播種、3月中旬~4月上旬定植、6月中旬出荷開始
〇露地:4月上旬~下旬播種、7月上旬出荷開始
実の直径が大きいと繊維が硬くなりやすく出荷できないため、播種の際は1穴5~7粒播きにして茎が太くならないように注意している。
各作型のおおむねの割合は、ハウス1割、トンネル3割、露地6割である。
出荷時期が早いほど単価が上 昇するため、被覆資材の設置やトンネル内部の温度管理に労力を要するトンネル栽培にも取り組む生産者が多い。