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産地紹介


鹿児島県揖宿郡頴娃町(さつまいも)

いぶすき農業協同組合 西部営農総合センター 販売促進課 課長 福吉 秀一


1.概要
 頴娃町は、鹿児島県薩摩半島の南端西南に位置し、東シナ海の海岸線16キロメートルの長さに沿って、総面積は110.31平方キロメートルで、県庁所在地鹿児島市まで約45キロメートルです。

 交通運輸については、主軸をなすものに一般国道226号線が南部海岸線沿いに13.9キロメートルにわたって町を横断しており、この国道を起点として県道5線が町内を通過し、本町の幹線道路網を形成しています。さらに南薩地区畑地かんがい事業の一環としての広域営農団地整備事業による農道が本町を15.0キロメートルにわたって横断しています。

 気象は年平均17.5℃、年間平均最高気温21.4℃、年間平均最低気温13.8℃、年間日照時間2,043時間、年間降雨量2,219ミリメートルです。

 耕地は比較的平坦に分布し、また温暖な気候に恵まれているものの水資源に乏しく、気象的にも毎年干害、台風の常襲地帯であり農業の生産性は極めて低いのですが、畑地帯総合土地改良事業の実施を契機に整備された農地を活用した集約的な作目の導入がなされています。

 いぶすき農協は、指宿市、喜入町、山川町、開聞町、頴娃町を管内とし、平成5年に発足しました。平成14年度では、耕地面積は4,060haうち水田面積は397ha、普通畑は1,630ha、樹園地1,860ha、牧草地170haとなっています。

 農業粗生産額は、平成14年度において2,033千万円、うち耕種は1,142千万円、畜産は612千万円、加工農産物は279千万円となっています。

 

2.生産体制
 頴娃町の青果用さつまいもは、畑かん営農作物の最重点品目として、昭和47年に導入され、現在においては、ハウス栽培・トンネル栽培・早掘りマルチ栽培が中心となり、周年出荷されています。また、平成11年からは、農協管内のさつまいも圃場の土壌診断を指導し、えいのさつまいもに合った肥料の配合施肥量を研究指導しています。

 また、部会組織を平成4年度より、施設部会・早掘部会・普通貯蔵部会と専門部会を設立し、部会と関係機関が一体となり、生産拡大、高品質への追求、共販活動の取組みを行った結果、平成5年4月に『かごしまブランド』の期限付産地指定を「えい紅さつま」として受けました。

 平成5年4月から、「えい紅さつま」の更なる銘柄確立と、生産農家の経営安定を図るために、周年供給体制の確立・さつまいも専作農家の育成・大型機械の導入による、労力コストの低減・生産量の拡大を計画し、周年供給できる頴娃のさつまいもとして「ブランド産地指定」を受けられるよう活動がスタートしました。

 平成8年11月には、生産者・関係機関による、えいのさつまいも周年ブランド確立対策協議会が設立され、継続的な活動をした結果、平成11年5月に年間を通した「かごしま周年ブランド」の産地指定を受けました。

 平成11年5月の、年間を通したブランド産地指定により「安心・安全・高品質」の商品づくりに積極的に取り組む体制となり、現在に至っています。

さつまいも栽培カレンダー


過去生産実績


生産組織育成組織図

 

3.出荷体制
 当JAでは、周年出荷体制の取り組みを行っていますが、出荷ピーク時期は7~9月と年間の半分を3ヶ月の期間で出荷しています。

 また、JAでは9月より土付きさつまいもの集荷を行い、昭和57年度に導入した大型貯蔵施設に貯蔵し、洗いから箱詰めまでJAの選果機施設で行い、11月から年明けの4月期まで各市場へ出荷しています。

 また、近年においては、1~3月と年間の中で、芋需要の多い時期の出荷が多くなっており、個人貯蔵の品質も良く、納屋を改良した貯蔵施設が増えています。


省力機械による掘取りの様子

 

4.販売戦略
 5月下旬より新いもとして、ハウス栽培された鮮やかな紅色のいもを名古屋市場中心に関西・九州と6市場へ出荷しています。

 また、各市場へ視察研修を行い、量販店の販売状況の把握やPR資材の提供・イベントなどを開催し、1年中販売できる体制づくり行い、安心・安全を基本においしいさつまいも作りを目指しています。


個人貯蔵の簡易式選果機での選果作業風景


平成17年度「えい紅さつま」初出発式

 5月25日に西部営農総合センターさつまいも集荷場で、「えい紅さつま」の初出発式が盛大に行われ、色鮮やかな「えい紅さつま」1,200ケース(約6トン)が、生産農家や農協、市場の関係者らが見守る中、東京・名古屋・大阪・九州の各青果市場へ出荷されました。

 出発式では、頴娃町長などの挨拶に続き、さつまいも部会長が、「本年産は、いもの肥大・形状は良好、色のりは紅色が濃く、色沢良好なので、市場関係者も自信を持って消費者、実需者に販売していただきたい。」と力強く表明しました。


「えい紅さつま」初出発式の様子


全国の市場へ届けられる「えい紅さつま」

一言アピール
1.さつまいも品種
 「コガネセンガン」………ホクホク感が強く、粉質系であり食感強い。
 「紅さつま」   ………粉質・粘質の中間的食感。甘みが強い。

2.さつまいもの栄養
 カロリーは、米や小麦の1/3程度で、繊維質に富み、加熱しても壊れにくいビタミンCや、過剰な摂取塩分を対外に排出する働きを持つカリウムを多く含むなど、健康・美容食としても注目されています。



問い合わせ先
いぶすき農業協同組合
西部営農総合センター 販売促進課
〒891-0702
鹿児島県揖宿郡頴娃町牧之内1806
TEL 0993-36-1133


「えい紅さつま」のロゴマーク



 

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