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機構から 野菜情報 2026年6月号

ベジマチの活用について~商談が成立した事例を紹介します~

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野菜振興部契約取引推進課
 独立行政法人農畜産業振興機構(以下「機構」という)が運営している「国産やさいの生産者と実需者を結ぶマッチングサイト『ベジマチ』」(以下、ベジマチという)は、加工・業務用をはじめとする国産野菜の生産者および実需者のみなさまにご活用いただくためのビジネスマッチングサイトです。
 令和8年4月時点での登録者(会員)数は、1272者(生産者737者、実需者535者)です。
 今回、ベジマチを活用して商談が成立した実需者の事例として、株式会社ベストフードカンパニー(以下「ベストフードカンパニー」という)にお話を伺いました。同社は令和8年2月に新規登録した卸売業者で、同月中に高知県のしょうが生産者との取引がスタートし、べジマチを活用した取引に大変満足されているとの声をいただきましたので、ご紹介します。

​1 ベジマチとは

 機構では、加工・業務用をはじめとする国産野菜の契約取引を推進するに当たり、産地と実需者とのマッチングの場として、平成18年度から交流会を開催してきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、各種イベントの開催が難しくなったことから、令和3年2月にオンラインでどこからでも取引相手を探せるべジマチを開設しました。
 ベジマチは、国産野菜の契約取引に意欲のある全国の生産者・生産者団体および実需者を対象とし、商品の紹介、取引条件の確認、商談につながる情報交換ができる機能を有した無料のBtoBビジネスマッチングサイトです。
 本サイトでは、欲しい野菜や出荷したい野菜を品目や産地、時期、キーワードから検索し、商談相手を探すことや、商談を進めたい相手にメッセージを送ることができます。ベジマチ上でマッチングした後は、電話やeメール、Web会議、直接訪問などの方法で商談が進みます。また、マイページや掲示板機能を活用することにより、欲しい野菜や出荷したい野菜の情報を随時発信し、アピールすることができます。

タイトル: p066b

​2 新規開拓に成功した事例紹介

 ベジマチを活用して商談が成立したプロセスについて事例紹介します。

(1)実需者ベストフードカンパニーについて
 ベストフードカンパニーは、東京都足立区皿沼に本社を置く卸売会社です。同区入谷の北足立市場内(足立営業所)と埼玉県川口市(埼玉営業所)に拠点をもち、飲食店や病院、福祉施設、教育機関などに業務用野菜を納品しています。創業は2007年で直売所のような形で始まった青果小売事業から拡大し、現在は、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県の一都三県の飲食店などに、食材を毎日休みなく届けています。
 
(2)べジマチ活用の背景と商談プロセス
 ベストフードカンパニーは、納品先からの納入要望を受け、キムチ加工用のはくさいの購入先を探していたところ、べジマチを見つけ、2026年2月に会員登録しました。はくさい以外の青果も新規購入先を探すべく登録していたところ、高知県でしょうがを生産している株式会社ゼンゼロ(以下「ゼンゼロ」という。)からベジマチ上でメッセージが届きました。その後、サンプル送付やメッセージによる詳細な商談を経て、わずか1ヵ月程で、しょうがの売買取引が成立しました(写真1)。

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 しょうがは、中国産を含めて9割を市場から調達していたものの、保育施設を筆頭に納品先から国産品の納入要望も多く、同社としては高知県産の高品質なものを生産者直送で調達できるという点が特に魅力的だったといいます。加えて、100グラムシュリンク包装という小分け形態への対応、小ロット発注への対応など、要望に対してゼンゼロが柔軟に対応してくれたことも成約の鍵となりました(写真2、3)。さらに、ベジマチのメッセージ機能を利用し、サンプル送付や営業担当者への引継ぎなど、ゼンゼロが迅速かつ丁寧に対応してくれたことが、信頼醸成につながりました。
 ベストフードカンパニーは、扱う青果物の約9割を市場から調達していますが、担当者によると、ベジマチでの取引のように生産者から直接調達する場合は、市場を経由する場合に比べて調達時間が短いため鮮度が良く、卸売業者として自信を持って提供できることが強みになるといいます。引き続き、青果全般の取引相手を探すために、同社には積極的にべジマチを活用いただいています。

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(3) 生産者ゼンゼロについて
 ベストフードカンパニーと取引が成立した高知県のしょうが生産者であるゼンゼロは、2024年しょうがを生産して約14年目に法人化しました。設立間もない企業でありながら、長年培った高い生産技術から、高品質な高知県四万十産しょうがの生産、販売を行っています。長期保管用予冷庫を持ち、通年安定供給が可能なしょうがを全国に届けるべく、販路拡大の方法の一つとしてべジマチを活用し、ニーズに応える柔軟な対応方針により、積極的に商談を行っています。

3 事務局(契約取引推進課)から

 さまざまな規模の生産者、実需者が登録しているベジマチですが、マイページの情報を充実させることで会員からの検索結果に表示される機会が増え、マッチング率の向上が見込まれます。また、掲示板機能を使って、欲しい野菜や出荷したい野菜の情報をこまめに発信することで、会員の目に留まりやすくなりますので、ぜひ掲示板機能をご活用ください。
 商談相手を探す場合には、検索機能を使って品目や産地などで絞り込み、気になった会員に自ら積極的にメッセージを送ることが、商談成立への一番の近道ですので、迷ったら一度メッセージを送ってみることをお勧めします。
 メッセージのやりとりが始まると、マイページ上に商談報告用のボタンが表示されます。今後のサイト運営の参考とさせていただきますので、ぜひ商談結果をご報告いただくようお願いいたします。商談結果について、公表することはありません。
 操作方法など、ご不明な点あれば、お気軽に事務局までご連絡ください。事務局では、ベジマチを活用して商談が進むよう、引き続きべジマチの充実に取り組んでまいります。

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