(1)ZEROCO株式会社から、温度約0度・湿度100%弱の環境下で食品の温度を安定的に保つことで、生鮮食品の鮮度を保ったまま長期間保存することができ、またZEROCOを予備冷却装置として使用することで、ドリップなどの冷凍変性を防ぐことができる技術の概要について紹介がありました(写真2)。
(2)野菜の小売専門業者加盟団体から、たまねぎが小玉となる中で、苦労しながらも何らかの形で調達し、顧客に納品している状況との報告がありました。できる限り国産原料を使いたいので、来年に向けて高温対策などを行い、国産品の安定供給をお願いしたいとの意見がありました。
(3)消費者団体から、野菜価格の変動に振り回されていると感じており、業界全体として安定供給、安定価格を目指してもらいたいとの意見がありました。ブロッコリーの指定野菜への追加ついては、消費者として、規格がより厳格となり、規格外品や訳あり品が手に入らなくなるのではないかと心配に思う部分もあるとの意見がありました。
(4)食育団体から、国民健康・栄養調査において国民平均の野菜摂取量が、国の目標に100グラム程度達していないことについて、達成できない背景には、消費者が野菜を買い控えしてしまうことがあり、安定供給をしていくことが国民全体の健康に関わってくるということを痛感したとの発言がありました。