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機構から 野菜情報 2022年3月号

令和3年度情報誌アンケート調査の結果

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調査情報部
 当機構では、「野菜情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「野菜情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。
 
1.調査の概要
 令和3年10~11月に「野菜情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送を行い、FAXまたはWEBのいずれかの方法で回答を得ました(アンケートの配布部数、回答数、回収率は下表の通り)。
 
表
 
2.結果の概要
(1)「野菜情報」への評価
 「野菜情報」への評価(5段階)は、「満足」が39%、「ほぼ満足」が47.1%、「普通」が12.7%となりました。また、5段階評価の評点の平均値は4.3でした。
 
図
 
(2)情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価
 よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
 
〇誌面全般に関すること
・産地の方と話す際の話題、情報提供に活用している。
・販売会議等の資料として使用している。
・生産者への情報提供と販売先とのコミュニケーションツールとして活用している。
・カラー誌が減る中で、色を有効的に使い、図、グラフを分かりやすく示している。
・冊子でいただけると回覧やバックナンバーを見つけることが容易にできるため重宝している。
・字体も丁度良くてとても読みやすい。見たことのない野菜などの写真や図表は興味や関心が湧く。
・年々、図表が多く使用されるようになり、新しい技術も分かりやすく説明されている。
・生産者の情報や各産地の特産品の紹介を増やしてほしい。
・中国などの海外に関する情報をもう少し増やしてほしい。
 
〇図表や写真に関すること
・記事と図表、写真のバランスがよく、読みやすい。
・カラフルでフォントも見やすく、図表も多用されていて専門的な内容も分かりやすくて良い。
・写真は新しい物だけにしてほしい。
 
〇需給動向について
・需給動向は最新のデータを知ることができて良い。品目別の動向も細かく分析してあって良い。
・品目別の入荷量や価格の動向、次月の見通しは必ず閲覧するようにしている。「野菜情報」で得た情報は、販売先との商談などの場で情勢として話すことができる。
・今後も輸入青果物の情報について掲載をお願いしたい。
・生鮮食料品の安定的な供給という中央卸売市場の役割を説明するために、青果物の需給動向や産地(リレー)などの情報は、具体的な資料として有効活用している。
 
〇調査・報告、海外情報などについて
・商品の需要が停滞した時などに「野菜の健康と栄養」にある野菜の機能性や予防効果をバイヤーに伝えて販売促進につなげている。
・国産野菜の海外での販売と消費事情について情報を充実させてほしい。
・引き続き新型コロナウイルス関連の情報を提供してほしい(国内外とも)。
・「新型コロナウイルス禍の加工・業務用野菜需要構造実態調査の結果概要」は参考になった。
 
(3)今後掲載を希望する記事
 今後、「野菜情報」に掲載してほしい記事について、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
 
・新型コロナウイルスによる国内、国外の需給動向について、継続的に取り上げて欲しい。
・日本で一般的な野菜が海外ではどのように生産されているか、また、当該国の国内外の需給動向などが知りたい。
・海外での日本向け輸出野菜の生産現状など。
・加工・業務用野菜の生産状況や需給動向。
・加工・業務用野菜について、実需者がどのような野菜を求めているか知りたい(品目、形状、肉質、将来性など)
・野菜の生産・流通・加工・販売・消費(サプライチェーン)におけるSDGsの取り組み。
・コロナ禍での販売戦略。優良事例。
・安価で手軽なスマート農業技術の実践事例。
・食品流通の合理化に関する国内優良事例や新技術について。
・野菜と健康のつながりに関する情報(科学的根拠に基づいたもの)。
・品種動向も含め種苗会社の情報も欲しい。
・ブランド農産物の特集や有機野菜に関する情報が欲しい。
 
 ご協力いただきました皆様方には改めて御礼申し上げます。
 当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。
 なお、「野菜情報」の記事のほか、統計情報や海外のトピックスについては、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。
 
https://www.alic.go.jp/vegetable/index.html