調査情報部
当機構では、「野菜情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「野菜情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。
平成29年10~11月に「野菜情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。
「野菜情報」への評価(5段階)は、「満足」が32%、「ほぼ満足」が51%、「普通」が16%となりました。また、5段階評価の評点の平均値は4.1でした。
よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
●全般に、まだ文章での記載が多く、長すぎるものもあるので、分かりやすくしてほしい。
●さまざまな先進的な取り組みなどが分かって、興味深い。
●毎月情報誌を発行することは大変ですが、今後も野菜に関する幅広い情報提供を期待している。
●JAとの出荷販売会議時の補足資料として大いに活用している。
●もう少し全体のページ数を少なくして、記事をコンパクトにしてほしい。
●図表が分かりやすいので、全般に図表をもっと多くしてほしい。
●読みたい部分を目次ではなく、すぐにパッと開けるように、見出し(ページの右・左端に色付け)があると便利かと思われる。
●文字が小さい所や図表が見づらいものがあるので、大きい文字や見やすい図表にするなど分かりやすくしてほしい。
●東京・大阪の卸売市場動向は毎月、前年比、平年比が表示されているが、これらはグラフ化すると見やすくなる。
●産地の事例紹介では、収穫作業の様子や作業風景など、もっと写真を増やして載せてほしい。
●東京、大阪以外の地方市場の需給動向や情報などについて、もっと掲載してほしい。
●会議などでの情勢報告の情報源として大変参考になっている。
●東京、大阪市場の需給動向を価格安定事業の実績(数量・価格)との比較参考資料として使用している。
●市場の情勢、需給動向、需給の見通しに関する情報をさらに充実してほしい。
●全国の作付情報、果菜類を中心とした需給動向を参考としてJAへ情報提供している。
●輸入先の産地情報と日本からの輸出先情報も含めて、海外情報をもっと増やしてほしい。
●海外の栽培技術について、もう少し具体的な内容・情報の掲載が望まれる。
●今月の野菜の記事を今後の新産地づくりに活用している。
●海外の生産状況、輸入についても野菜を対象にしているものとしては情報が有り難く、なくてはならない存在である。
●調査・報告は、大規模生産法人や先端技術の導入事例などの情報収集に活用している。
今後、「野菜情報」に掲載してほしい記事について、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
●海外情報の充実
●加工・業務用野菜の最新の情勢
●食育、旬野菜レシピ紹介など野菜を生活に役立てるための一般家庭向きの情報
●新産地化の取り組みなど産地育成の事例
●ICT、AI、ドローン、植物工場など新技術導入に関する優良事例
●TPP、GAP、収入保険制度、市場法などのさまざまな制度に関する情報
●6次産業化、農業生産法人、企業農業参入などさまざま経営形態に関する情報
●新規就農者や担い手育成、高齢化問題など農業労働者に関する情報
●水田から畑作(野菜)への転換を図った優良事例とその品目
●品種改良、ブランド化の動向、育種情報など
当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。
なお、「野菜情報」の記事のほか、統計情報や海外のトピックスについては、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。
https://www.alic.go.jp/vegetable/index.html