当機構では、「野菜情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほど、その結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
平成26年11月に「野菜情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送、筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。
「野菜情報」への評価(5段階)は、「満足」が34%、「ほぼ満足」が51%、「普通」が15%となりました。
また、5段階評価の平均値は4.2でした。
よく見られている記事について、情報の充実度、読み易さ、分かり易さなど、ご記入頂いた266のご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。
・カラー印刷で写真もたくさん載って分かりやすい。各産地の様々な取り組みを特集情報としてまとめて得られるのが良い。
・野菜に関する多様な情報を仕入れる事ができ、満足しています。また冊子になっている為、改めて読み返しやすく活用しやすい。
・農業政策と収集している情報が直結しており、大変分かりやすいデータ及び取り組み、講演内容が記載され、充実した情報が得られる。
・ホットな情報の話題もいつも楽しみにしています。11月号の特集の情報は消費者の野菜購入行動の変化を感じました。野菜の種類も多様化しています。消費者にとって嬉しい反面、知識不足もあります。野菜情報は大切な情報源です。
・特集の「加工・業務用野菜」の現状等、近年話題になる内容を取り上げている。
・文章や図・グラフが豊富で情報量が充実しているが、少し分かりやすさに欠けている。
・写真やデータを多用しながらのレポートで読みやすい。鮮度の高い現場の情報がタイムリーに掲載されている。
・図表や写真等も多く使用されており、大変参考になる情報が多くて満足しています。
・需給動向の継続性と並行して、毎号の取り上げるテーマが多岐にわたっていて日々の業務において役立つ情報が何かしら見つかる。記事も読みやすい。
・東、西市場の需要動向や輸入野菜情報が充実しているので利用している。
・野菜の輸入動向に興味を持って読んでいる。理想としては道内自給、国内自給をもっと上げたい。
・東京都中央卸売市場及び大阪市中央卸売市場の需給動向の情報が充実しており、産地指導する上で活用している。
・もう少し市場関係の資料を入れてほしい。
・「今月の野菜」や「調査・報告」では他産地の取り組みや実例があり、参考になる。
・「今月の野菜」におけるマイナー品目の取り扱いは参考になっている。加工・業務用野菜に関する情報が多く、役立っている。
・「今月の野菜」は分かりやすく、仲卸・業者への情報になります。
・各産地の生育状況及び天候等の情報があるともっと良いです。
・産地情報及び消費者・実需者情報の一層の拡充。
・新野菜やハーブ類等の少生産野菜の需給動向が知りたい。
・2014.12月号など中国のたまねぎ産地情報は非常に参考となります。
今後、「野菜情報」に掲載してほしい記事について、ご記入頂いた285件の意見から主なものを整理すると次の通りでした。
・TPP関連情報
・6次産業化の優良事例
・加工業務用野菜に関する国内の優良事例
・雇用型野菜経営、農外企業や福祉施設等による野菜生産・流通に関する情報
・野菜流通の実態と変化、輸送コスト低減の取組事例
・新野菜、機能性野菜等の動向及びその需給情報
・野菜のブランド化の新たな取り組み
・一般消費動向に加え、品目ごと、業態ごとの消費の最新動向
・輸入野菜の動向・安全性等に関する情報
・野菜輸出国の取組事例
・現場の声を大きく反映した内容を載せて頂きたい。
・市場流通も集約化されているし、大手量販のバイイングパワーもすごいので、野菜の流通方法が変化している。今後交差点となる企業(産地と実需者の橋渡し)の紹介をお願いします。
・需給動向等のデータ開示を可能な限り早めにお願いしたい。
・加工関係の特集掲載が多いが(取り組み事例)、市場流通のあり方や直売が増える消費地の動向が知りたい。掲載に際しては段組みすると読みにくいように思う。
・野菜工場(異業種参入)の生産動向とマーケットに与える影響を定期調査してほしい
(年1~2回)。
・ベジ探の卸売市場のデータベースでデータがない年度や市場情報を整えてほしい。野菜情報のネットページでの検索が調査、報告や産地紹介等の分類別でなく全体で検索できる(記事を探せる)と便利ではないか。