野菜は、多くが卸売市場を経由し、小売店を介して私たちの食卓へと届きますが、その小売価格は、日々変動しています。これは、小売価格が日々の仕入れ値（卸売価格）を元に形成されており、卸売価格は、日々の需給状況に応じて変化しているからです。野菜の小売価格は卸売価格とほぼ連動するので、卸売価格の動向を把握することは野菜の小売価格を見通すに当たって大いに役立つと言えます。

　また、野菜は他の農産物に比べ、気象条件に生育が左右される程度が大きく、日々の入荷量に影響が出て卸売価格が変動しやすい作物なので、その動向を常に把握することは非常に有用なことです。

　当機構が運営・管理している「野菜情報総合把握システム」（通称：ベジ探）http://vegetan.alic.go.jp/index.htmlでは、日々の卸売市場の動向を把握できるよう、様々な形態で全国主要地域の市況情報（入荷量・卸売価格）を提供しています。市況情報をさらに有効に活用していただくため、掲載している内容と検索方法等をご紹介します。