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野菜需給協議会現地協議会の概要

野菜需給部需給推進課


要 約

 平成22年9月2日に野菜需給協議会現地協議会(座長:中村靖彦東京農業大学客員教授)を開催した。
 今回の現地協議会は、夏秋レタスの日本一の産地であり、収穫最盛期の長野八ヶ岳農業協同組合を訪問して行われた。
 協議会会員が実際に野菜生産現場に赴いて、農協・生産者の方などと直接意見の交換などを行い、会員の野菜生産の実態についての理解を深めていただくことができた。

(日程)
1 午前5:00~ ほ場見学(川上村)
2 午前8:30~ 意見交換会(南牧村野辺山基幹集落センター)
3 午前9:30~ 集出荷施設見学

 野菜需給協議会33会員のうち14会員、15名が参加し、早朝5時から川上村の長野八ヶ岳農業協同組合の由井組合長のほ場において、収穫作業中の由井組合長から今年の高温に対しての品質を落とさないための苦労や収穫時の留意点などの説明が行われた後、会員は収穫作業を体験した。
 会員は、その場で収穫したレタスを試食し、レタスの甘さや食感、鮮度の良さを体験した。

ほ場での説明の様子

 その後、川上村、全国農業協同組合連合会長野県本部、同野辺山駐在所、長野八ヶ岳農業協同組合の関係者が参加し、意見交換会を8時30分から南牧村野辺山基幹集落センターにおいて実施した。
 川上村藤原村長、全国農業協同組合連合会長野県本部、長野八ヶ岳農業協同組合から産地の現状について説明を受け、その後、会員との意見交換を実施した。
 産地側からは、産地の実態を説明する中で、野菜価格安定事業が唯一の支えとなっているとの発言があった。
 また、参加会員からは、
① 夏はくさいの需給調整が2年続けて実施されたが、生産計画はどのように実施しているのか。
② 現在、レタスの値段が高いが、農家の苦労を知って野菜の高値について過剰に反応している姿勢を改めなければいけないと思った。
 といった質問や意見が出された。

意見交換会の様子

 続いて長野八ヶ岳農業協同組合板橋集荷場では、予冷の方法・収出荷行程などについて説明を受け、巨大な真空予令庫や冷蔵保管施設、さらに、冷蔵コンテナに積み込まれる様子を見学した。

板橋集荷場にて説明を受ける参加者

 参加会員からは、「夜中の1時から収穫作業をされており生産者の作業の大変さがよく分かった」「産地と消費者の距離が縮まる良い機会であった」など、野菜生産の実態について理解を深めることができたとする感想があったほか、消費拡大の観点から「子供向けのパンフレットを作成する必要が有る」などの意見が聞かれた。

 なお、配付資料及び議事概要は「野菜需給協議会」サイト
 (http://www.alic.go.jp/y-suishin/yajukyu01_000039.html)に掲載しておりますので
 ご参照ください。


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