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「加工・業務用野菜産地と実需者との交流会 in 大阪」の概要について

野菜業務部 契約取引推進課


  当機構は、10月30日(木)、大阪市のマイドームおおさかにおいて、「加工・業務用野菜産地と実需者との交流会in大阪」を農林水産省と共同で開催しました。

 大阪での開催は昨年に引き続き2回目となりますが、昨年よりも8ブース多い52ブースに出展が行われ、このうち28ブースが新規の出展でした。各ブースにおいては、熱心なPRが繰り広げられていました。

 出展者の内訳は、JA全農系15者、生産法人21者、種苗会社14者、卸売業者3者、行政・研究機関5者であり、JA全農系および生産法人が全体の6割を占め、関東から九州までの幅広い産地からの出展が行われました。

 当日は、農林水産省の齋藤近畿農政局長から、消費者の食の安全・安心への関心が高まるなか、加工・業務用野菜に特化したイベントによる国産野菜のシェアの拡大に期待する、とのあいさつをいただきました。

 12時から16時までの限られた時間で、予想を上回る約650名の来場があり、活発な商談風景やPRが随所で見られました。

【出展者コーナーから】
  地元の全国農業協同組合連合会兵庫県本部は、11月下旬から本格的に出荷が始まる“岩津ねぎ”を中心に、生産量の多いレタスやキャベツなどの冬場の野菜の紹介が行われました。

 全国農業協同組合連合会大分県本部は、高品質で大規模経営により周年栽培を行っているみつばやにらなどを真空予冷により業務需要に対応していることをPRしていました。



岩津ねぎを紹介するJA全農兵庫県本部

野菜と一緒に特産のかぼすも並ぶJA全農
大分県本部のブース

 熊本県経済農業協同組合連合会は、全国屈指の生産量を誇るトマトを中心に、なすなど熊本ブランドのPRを行っていました。また、い草からの品目転換による野菜生産の取り組みなどの説明も行っていました。


九州特有の大長なすを紹介するJA熊本県経済連

 タキイ種苗株式会社からは、とげがなく収穫しやすいなす、“とげなし千両”や、歯触りの良いはくさいの漬物のPRが行われました。

 また、サラダの彩りとなるオレンジ色のトマトなどに来場者は興味を示していました。


オレンジ色の完熟トマトや野菜加工品を
紹介するタキイ種苗(株)

 株式会社サカタのタネでは、来場者に種子の開発秘話や最近の野菜販売の傾向について興味深い話しを聴くことができました。最近の傾向として、直売所で扱ってもらえる商品が人気とのことで、風味豊かなししとうの試食も行われました。

イボ無しきゅうり
サンドイッチ用に人気の“イボ無しきゅうり“
を紹介する(株)サカタのタネ

 京都青果合同株式会社は、聖護院だいこんの“なます”や煮物が用意され、多くの来場者が新鮮な京野菜を味わっていました。また、自社ほ場も紹介し、社員が販売のみならず生産にも取り組んでいる様子に来場者の関心を集めていました。


京野菜が集められた京都青果合同(株)

 レタスの種子の専門の種苗会社であるツルタのタネ株式会社は、レストランなどで人気の高い赤系のレタスや縁の切れ目が深くドレッシングのからみが良い品種などの展示を行っていました。また、最近のレタスは葉肉が厚いものもあるので加熱して食べると良いなどの食べ方のアドバイスも行っていました。


サラダ用として人気のトレビス

 大阪中央青果(株)のブースでは、贈答用が主流で一般には出回らない「伊勢いも」をはじめ、各種やまのいもが並び、実際にすり下ろした状態での粘りの違いや特徴を紹介し、メニューへの提案が行われていました。

 また、ハロウィーンにあわせて、バラエティーに富んだかぼちゃが並べられ来場者の目を楽しませていました。


さまざまな色・形のかぼちゃ(大阪中央青果(株))

【セミナーから】
  また、セミナーでは、農林水産省生産局流通加工対策室の菱沼室長から「加工・業務用野菜の生産・流通対策の方向性」について講演があり、「生活スタイルの変化を反映し、『食の外部化』が進展するなかで、食料消費に占める生鮮食品の比率は昭和40年の48%から平成19年の28%にまで減少しており、加工・業務用需要に占める国産農畜産物のシェアも平成2年の88%から平成17年の68%にまで減少している一方で、中国産食品への安全性の問題などから中国からの輸入量は減少しており、食品製造業者などにおける国産原材料利用の体制強化が必要である」との説明が行われました。

 また、「国産原材料利用の体制強化を推進していく上での課題解決の基本方針としては、契約取引における産地側の不安と食品業界側の不安を払拭するために中間業者の役割が重要になる」とし、農林水産省としての具体的なソフト・ハード両面からの支援やリスク軽減措置についても説明が行われました。

○「中間事業者」の育成に必要な事項
1「中間事業者」育成のための環境整備
①人材育成研修・経営指導
②新流通システムの構築に向けた研究・実証
③販売方法・新商品の開発手法の提供等の情報発信 等

2「中間事業者」の活動支援
①新たな契約産地の育成(産地指導員の派遣等)
②産地と実需者とのネットワークの構築
③実需者との現地交流会の開催
④産地の栽培実証ほの設置 等


菱沼流通加工対策室長による講演

【プレゼンテーションから】
  会場に設置されたプレゼンテーションコーナーでは、16の生産法人および種苗会社などが熱心にPRを行っていました。

 今回、初めての出展となった有限会社橋場農園では、生産者自ら加工工場を設置し、トマトジュースの生産を行っており、一番おいしい時期のトマトのうま味を凝縮した無添加ジュースのPRを行っていました。

 種苗会社は、加工・業務用向けの品種を中心にPRを行っていました。

 丸種株式会社は、“サラダ野菜シリーズ”をテーマに、なす、かぶ、ほうれんそうなどをレシピとともに紹介するほか、おでん用に最適な、短く寸胴で、肉質が緻密で苦みがないだいこんのPRを行っていました。

 パイオニアエコサイエンス株式会社では、加熱調理用トマトとして人気のあるシシリアンルージュの特性を消費者側、生産者側双方のメリットをレシピとともに紹介していました。


シシリアンルージュは、近年人気の調理加熱用トマト

【さいごに】
  各ブースとも、商品の説明を熱心に聞く来場者であふれるなど、改めて関西地区における加工・業務用野菜への関心の高さが感じられました。

 また、今回の交流会の感想として、出展者から、「今後も継続的に開催して欲しい」、「業務用野菜に特化した展示会は、生産者にとって販売促進のための貴重な場である」などと言った意見がありました。

 今後の加工・業務用野菜産地と実需者との交流会の開催については、平成21年1月28日(水)に東京都港区の「都立産業貿易センター」において開催を予定していますので、野菜の産地および野菜を取り扱われる実需者の方々におかれては、野菜の需要の過半を占める加工・業務用野菜の国産野菜のシェアの拡大のため、積極的にご参加いただきますようご案内いたします。

【出展者一覧】



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