[本文へジャンプ]

文字サイズ
  • 標準
  • 大きく
お問い合わせ

機構から


東京都中央卸売市場における入荷量・価格および輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成18年11月)
 11月は引き続き全国的に気温が高く、日照時間は平年並みで推移した。特に西日本では少雨傾向だった10月から一転して、11月は降水量も平年並みで気温も高めに推移したことにより葉物を中心に野菜の生育が進んだ。

 11月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、入荷量が13.2万トン、前年比101.5%、価格が162円/kg、前年比85.8%と、天候の回復から入荷量が増えてきた葉物類を中心に価格は安値で推移した。

 品目別の価格動向をみると、特にだいこん、はくさいが好天に恵まれ、豊作だった上に、気温が高かった影響で鍋物需要も伸びず安値で推移した。このため、11月下旬には緊急需給調整(産地廃棄)が実施された。また、愛知県、千葉県主産のキャベツは作柄がよく出荷が前進化した影響で入荷が増え平年比5割と価格が低迷した。ピーマンも価格が平年比51.6%と低迷し、主産県の一つである鹿児島県では自主廃棄に踏み切った。にんじんは関東産の入荷が本格化したことから、価格は落ち着きを取り戻した。トマトは関東産の抑制物の残量もあるうえに後続の西南暖地の出荷が前進化したことから、前年比3割安だが下旬にかけて値を上げた。きゅうりは主産の埼玉県など関東産で、重油高騰から加温を抑制しているうえ、下旬にかけての冷え込みで生育が遅れたこと、また、西南暖地産の前進化の影響から、下旬にかけて入荷が減り値を上げた。ほうれんそうも前進化と冷え込みにより下旬にかけて高値で推移した。青森県主産のねぎは後続の関東産の集出荷が降雨などにより遅れたこともあり、下旬にかけて価格は高めで推移した。さといもは夏場の天候不順の影響で肥大が進まず、また、国産への需要の高まりから価格は堅調に推移した。

東京都中央卸売市場速報の動向(11月速報・一部抜粋)
注:平年比は過去5カ年平均との比較




(2)輸入動向(平成18年10月 速報値)
 平成18年10月の野菜輸入量は、前年同期比99%の233,542トンとなった。
 生鮮野菜では、天候の回復から入荷が増え国産野菜の価格が低迷したことから、キャベツ等あぶらな属が対前年同期比80%の1,118トン、結球レタスが対前年同期比16%の34トン、たまねぎは主力の中国の作付け減などの影響で対前年同期比89%の25,106トンとなり、また、ポジティブリスト制度の影響が続いており、6月に同違反が見つかったえんどうは対前年同期比6%の44トン、7月に同違反が見つかったしいたけは、対前年同期比69%の1,434トン、10月に同違反が見つかったねぎは、対前年同期比91%の5,832トンと減少した。一方、にんじんは業務筋の引きが強いため対前年同期比159%の9,357トンと増加したが、生鮮野菜全体では、対前年同期比92%の74,405トンと減少し、前月に引き続き対前年を下回った。

 冷凍野菜では、ほうれんそう等が、対前年同期比157%(中国:同154%、ベトナム:同138%、台湾:同308%)の1,444トンとなり、さといもが対前年同期比109%(中国:同109%、)の5,328トン、ブロッコリーが対前年同期比106%(中国:同126%:エクアドル:同90%、メキシコ:同79%)の2,052トンと増加した。一方、えんどうは、対前年同期比94%(中国:同88%、ニュージーランド:同78%、アメリカ:同135%)の1,024トンと減少したが、冷凍野菜全体では、対前年同期比108%の71,914トンと増加した。

元のページへ戻る


このページのトップへ