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東京都中央卸売市場における入荷量・価格および輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成18年9月)
 北日本・東日本の日本海側では8月に引き続き降水量が少なく、日照時間が長い傾向が続いた。気温の変動は激しかったものの平均気温は平年並みであった。九州地域は台風13号の影響もあり、九州産の小ねぎなどに影響があり卸売価格が上昇した。

 9月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、入荷量が13.5万トン、前年比100.1%、価格が222円/kg、前年比107.2%となった。天候の回復もあり入荷量は落ち着きをみせたが8月の品薄感から価格は堅調に推移した。

 品目別の価格動向をみると、にんじんは北海道産が不作気味、かつ、小ぶり傾向のために入荷が少なく、引き続き高値で推移した。天候不順により高値が続く果菜類をみると、ピーマンは東北地方の低温により作柄不良で価格は堅調に推移した。なすは8月下旬の好天により出回りが本格化したももの、主力の栃木県が中旬からの低温により生育不良となり下旬にかけて価格が上昇した。トマトは終盤の東北産が裂果、後続の関東産は7月の曇天、8月の高温により着果不良で入荷が伸びず品薄高で推移した。キャベツは60%近くのシェアを占める群馬県産が小玉傾向で入荷量が少なく価格は平年比2割高で推移した。はくさいは主産地の長野県で7月下旬の豪雨により定植ができなかったことと、昨年の価格低落により作付面積を減少させたことから価格は堅調に推移した。ねぎは北海道および東北の産地で生育が遅れた影響から、稲刈りと収穫が重なり出荷が遅れ気味で、中・下旬は堅調に推移した。

東京都中央卸売市場の入荷量と価格(9月速報・一部抜粋)
注:平年比は過去5カ年平均との比較



(2)輸入動向(平成18年8月 速報値)
 平成18年8月の野菜輸入量は、前年同期比104%の228,221トンとなった。

 生鮮野菜では、春からの天候不順の影響で国内産の価格が上昇したことから、にんじん及びかぶが対前年同期比165%の11,804トン、ねぎが対前年同期比152%の7,894トン、キャベツ等あぶらな属が対前年同期比130%の1,282トン、結球レタスが対前年同期比210%の382トンと増加とした。一方、ポジティブリスト制度の施行に伴い7月28日に中国産で基準値を超える残留農薬が検出されたしいたけは、対前年同期比59%の284トン、6月に同違反が見つかったえんどうは、対前年同期比88%の547トン、また主力の米国産が不作のブロッコリーは対前年同期比84%の4,814トンと減少したが、生鮮野菜全体では、対前年同期比109%の69,669トンとなり、昨年より増加した。

 冷凍野菜では、ばれいしょが、対前年同期比103%(アメリカ:同97%、カナダ:同128 %、中国:同142%)の25,753トンとなり、2005年8月以降13か月連続して対前年を上回っている。また、いちごが対前年同期比107%(中国:同112%:アメリカ:同91%、チリ:同210%)の2,703トンと増加した。一方、えんどうは、対前年同期比88%(中国:同70%、ニュージーランド:同114%、アメリカ:同107%)の1,359トン、また、6月にベトナム産で基準値を超える残留農薬が検出されたほうれんそう等は、対前年同期比91%(中国:同102%、ベトナム:同38%、台湾:同305%)の2,154トンと減少したこともあり、冷凍野菜全体では、対前年同期比100%の77,155トンとなった。



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