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東京都中央卸売市場における入荷量・価格および輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成18年8月)
 降水量が多く日照不足が深刻だった7月から一転して8月は全国的に降水量が少なく気温が高い傾向が続いた。特に東日本日本海側では降水量が平年の半分以下となり、日照は上旬で平年の1.5倍を記録した。また、北日本では日照時間は平年並みであったものの、気温が平年に比べて2℃ほど高く暑い夏となった。

 8月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、入荷量が12.4万トン、前年比93.4%、価格が246円/kg、前年比137.5%となり入荷量は平年に比べやや少なかったが、天候の回復もあり下旬にかけて価格は落ち着きをみせた。

 品目別の価格動向をみると、はくさいは天候不順のうえに前年の安値の影響で、主産県の長野で面積が減少していることもあり、平年比169.6%と高めで推移した。なすは栃木県、群馬県が主産地だが生育初期の長雨と低温により作柄が悪く高値で推移した。昨年は価格が低落し産地廃棄されたレタス類については、今年は平年並みで推移した。トマトは中旬に値を下げたが、後続の千葉県など関東の抑制栽培ものが生育初期の天候不順の影響を受けたため下旬は堅調に推移した。一方、きゅうりは日照不足の影響が上旬まで響いたものの、中旬以降は天候の回復から出荷量が回復し、ほぼ平年並みの価格推移となった。にんじんも出遅れていた北海道産の入荷がはじまったことから価格は下旬にかけて下げた。また、ピーマンもお盆明けから出荷が最盛期に入り、下旬は上旬の半値以下となった。

 ばれいしょは前年は干ばつにより収穫が遅れ高騰したが、今年は順調な生育で価格も平年並みであった。一方、たまねぎは北海道産の出荷が始まり下旬にかけて値を下げた。

東京都中央卸売市場の入荷量と価格(8月速報・一部抜粋)
注:価格の平年比は過去5カ年平均(加重平均)との比較


(2)輸入動向(平成18年7月 速報値)
 平成18年7月の野菜輸入量は、前年同期比104%の209,801トンとなった。
 生鮮野菜では、天候不順で国内の出回り量が少ないにんじんは、対前年同期比160%の10,469トンと前月に引き続き輸入が増え、同じく国産の出回り量が少ないごぼうが、対前年同期比137%の7,080トン、前月ポジティブリスト制度違反で減少したえんどうも対前年同期比102%の562トンと増えた。一方、ポジティブリスト制度の影響がなお大きいキャベツ等あぶらな属は、対前年同期比31%の407トン、ねぎが対前年同期比92%の4,712トンと減少したが、昨年は国産野菜の価格が低迷し輸入量が少なかったこともあり、生鮮野菜全体では、対前年同期比103%の61,039トンとなり、昨年より増加した。

 冷凍野菜では、全体の約3割を占めるばれいしょが、対前年同期比112%(アメリカ:同116%、カナダ:同89%、中国:同150%)の25,992トンとなり、国産の出回り量が少ないさといもが対前年同期比120%(中国:同121%)の3,913トンと増えた。一方えだまめは、対前年同期比84%(中国:同71%、台湾:同88%、タイ:同110%)の7,865トン、6月28日にベトナム産で基準値を超える残留農薬が検出されたほうれんそう等は、対前年同期比68%(中国:同65%、ベトナム:同46%、台湾:同170%)の1,476トンと減少した。冷凍野菜全体では、対前年同期比102%の73,057トンと増加した。



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