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東京都中央卸売市場における入荷量・価格および輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成18年5月)
 5月上旬は西日本を除き降水量・日照ともに平年並みであったが、連休終盤からフィリピン海上の活発な対流活動により、梅雨前線をもたらす太平洋高気圧が北に押し上げられ「梅雨のはしり」の状態が続いた。この影響で関東以西で曇天が続き、5月中旬の日照時間は太平洋側、日本海側ともに平年の5割を切り各地で過去最短を記録した。降水量は西日本で中下旬、東日本・日本海側で中旬に平年よりも多く、気温は低温傾向だった4月に比べ5月は平年より高めの日が多かった。

 5月の東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、入荷量が14.4万トン、前年比101.7%、価格が217円/kg、前年比110.4%となり、大型連休明けに作柄が回復し、一時的に軟調になったものの、後半にかけては日照不足の影響もあり堅調で推移した。

 品目別の価格動向は、はくさいは主力の茨城県産の前進化と4~5月の低温により入荷減、後続産地の長野県も天候不順で生育が遅れた影響と作付面積減少、さらに入荷が安定しないきゅうりの代替品として漬け物業者からの引き合いもあったため堅調で推移した。埼玉県が主力のきゅうりでは日照不足から生育が回復せず高値となった。ピーマンは3月の低温による生育不良に加え、肌寒さから炒めもの需要などが好調で高値を維持した。千葉県・埼玉県が主力のにんじんも上旬の天候不良から生育が遅れ品薄高が続いた。その他の品目に関してはほぼ平年並みの推移であった。

東京都中央卸売市場の入荷量と価格(5月速報・一部抜粋)
注:平年比は過去5カ年平均との比較


(2)輸入動向(平成18年4月 速報値)
 平成18年4月の野菜輸入量は、前年同期比89%の248,757トンとなった。
 生鮮野菜では、前年は国産の低温による不作から輸入が急増したキャベツ等あぶらな属が、対前年同期比26%の3,064トンとなり、たまねぎは、前年の豊作で米国からの輸入が急増した反動と国産の出荷の安定から、対前年同期比54%の20,937トンとなった。また、この時期輸入のウエートが高いかぼちゃは、主力のニュージーランド産が不作で対前年4割減のため、対前年同期比67%の14,485トン となり、生鮮野菜全体では、対前年同期比66%の85,132トンとなり、昨年より大きく減少した。

 冷凍野菜では、輸入冷凍野菜の約4割を占めるばれいしょが、対前年同期比111%(アメリカ:同115%、カナダ:同92%、中国:同140%)の28,623トンとなり、昨年の8月以降毎月対前年を上回った。国内産が不作になっているさといもが、対前年同期比108%(中国:同108%)で3,802トン、また、ブロッコリーが同115%(中国:同116%、エクアドル:同160%、メキシコ:同87%)の2,208トンとなり、冷凍野菜全体では、対前年同期比112%の76,997トンとなった。



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