調査情報部 調査情報第二課
(2) 輸入動向(平成17年2月 速報値)
平成17年2月の野菜輸入量は、前年同期比123.3%の242,254トンとなった。
生鮮野菜では、秋口の相次ぐ台風、長雨および低温の影響から国産野菜が不作となり、にんじんおよびキャベツ(キャベツ等あぶらな属)が中国からの輸入が増加し、それぞれ対前年同期比1,082.7%および371.2%となった。さらに、たまねぎについても、アメリカ産が豊作で肥大もよく価格が安いことから、業務用需要が多いことなどから対前年同期比164.6%となったため、生鮮野菜全体でも対前年同期比131.7%と増加した。
冷凍野菜では、引き続いて冷凍ほうれんそうの主要国からの輸入が前月同様に増加し、対前年同期比351.9%(ベトナム:対前年同期比306.8%、中国:前年輸入なし、本年1,680トン)となり、また、えんどうおよびブロッコリーもそれぞれ対前年同期比145.6%(中国:同182.0%)、132.6%(中国:同149.5%、エクアドル:同141.9%)と増加したことから、冷凍野菜全体でも112.9%と増加した。