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東京都中央卸売市場における 入荷量・価格及び輸入の動向

調査情報部 調査情報第二課


(1)東京都中央卸売市場における入荷量・価格の動向(平成16年4月)

 天候の推移をみると、3月は寒暖を繰り返したものの、後半から移動性高気圧に覆われ晴れて暖かい日が多く、月平均気温ではほぼ全国で平年を上回った。また、引き続き4月は、低気圧が日本の南岸を通過することが少なかったため、北日本を除き晴れて暖かい日が多く、東・西日本では月平均気温が高く、日照時間がかなり多くなった。特に、4月中旬は移動性高気圧の影響で、全国的に気温の高い日が多く、東・西日本では平年を1℃以上、関東では平年を2℃以上上回ったところがあった。

 降水量は、4月下旬にまとまった雨が降り北日本を中心に平年を上回ったが、その他は平年を下回った。

 東京都中央卸売市場における野菜の入荷量・価格の動向は、4月における野菜総入荷量が14.2万トン、前年比101.8%、価格が202円、前年比85.5%となった。3月から引き続き4月も温暖な日が多かったことから生育及び作柄は順調に推移し、総じて平年並みの価格となった。

 品目別にみると、トマト、ピーマンは天候が良好であったことから、生育が順調となり、平年を下回る価格で推移した。

 一方、レタスは、干ばつの影響等により生育が遅れ小玉傾向となったことから、平年を上回る価格で推移した。

(2)輸入動向(平成16年3月 速報値)

 平成16年3月の野菜輸入量は、対前年同期比105.1%の252,609トンと増加した。

 生鮮野菜では、少雨等により国内産の作柄が悪かったキャベツ、だいこん、ブロッコリー等の輸入量が増加したものの、たまねぎが、米国、ニュージーランドからの輸入量が減少し、かぼちゃが、ニュージーランドにおける多雨による作柄不良から減少したこと等により対前年同期比93.8%と減少したが、冷凍野菜では、ばれいしょ等が増加したことにより対前年同期比123.2%、その他の調製野菜では、水煮たけのこ等が増加したことにより対前年同期比119.7%と増加した。



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