調査情報部
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)の発表によると、2013年のカリフォルニア州の生鮮野菜および生鮮・加工兼用野菜の生産量の合計は、前年を4パーセント下回る925万トンであった。また、加工用トマトの生産量は同4パーセント下回る1098万トンであった。
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2013年の全米の生鮮および生鮮・加工兼用野菜(いちごを除く)の生産量は、前年比4.8パーセント減の1881万1000トンであった。米国の野菜主産地であるカリフォルニア州は、全米の収穫面積の45.1パーセント、生産量の49.2パーセント、生産額の51.5パーセントを占めており、同州の生産量は、前年を4パーセント下回る925万トンであった(表1)。
同州で生産額が増加した野菜は、アーティチョーク、アスパラガス、ブロッコリー、キャベツ、にんじん(生鮮用)、カリフラワー、セルリー、スイートコーン、にんにく、結球レタス、リーフレタス、ロメインレタス、カンタロープメロン、ハネーデューメロン、春たまねぎ、夏たまねぎ(非貯蔵用)、ピーマン、とうがらし、かぼちゃ(オレンジ色)、その他のかぼちゃ、いちご、トマトである。
一方、生産額が減少した野菜は、いんげん豆・さや豆、きゅうり、すいか、夏たまねぎ(貯蔵用)、ほうれんそう(生鮮用)である。
全米の2013年の加工向け主要野菜8種(ライマメ、いんげん豆、にんじん、スイートコーン、ピクルス用きゅうり、グリーンピース、ほうれんそう、トマト)の生産量は、前年比6パーセント減の1720万トンであった。
また、収穫面積は同7パーセント減の42万4920ヘクタール、生産額は同3パーセント減の19億3000万米ドルであった。
生産量および生産額を種類別に見ると、トマト、スイートコーン、いんげん豆が上位3種で、これらで生産量では92パーセント、生産額では80パーセントを占めている。
なお、加工向け野菜の生産を州別に見ると、カリフォルニア州が生産量では71.4パーセント、生産額では50.4パーセントを占めている。
2013年のカリフォルニア州の加工用トマトの生産量は、前年比4パーセント減の1098万トンであった(表2)。
また、収穫面積は同1パーセント増の10万5218ヘクタール、単収は同5パーセント減の1ヘクタール当たり104.33トンであった。