調査情報部
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)の発表によると、2012年のカリフォルニア州の生鮮野菜および生鮮・加工兼用野菜の生産量の合計は、前年を4%下回る1060万トンであった。また、加工用トマトの生産量は6%上回る1264万トンであった。
米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、カリフォルニア州は、米国における野菜の主産地で全米の収穫面積の44%、生産量の49%、生産額の50%を占めており、2012年産の生鮮および生鮮・加工兼用(マッシュルームを除く。)野菜の生産量は、前年を4%下回る1060万トンであった。
生産額が増加した野菜は、アーティチョーク、ブロッコリー、キャベツ、スイートコーン、きゅうり、リーフレタス、カンタロープメロン、マッシュルーム、夏たまねぎ(貯蔵用・非貯蔵用)、ピーマン、とうがらし、かぼちゃ(オレンジ色)、ほうれんそう(生鮮用)、その他のかぼちゃである。
一方、生産額が減少した野菜は、アスパラガス、いんげん豆・さや豆、にんじん(生鮮用)、カリフラワー、セルリー、にんにく、結球レタス、ロメインレタス、ハネーデュメロン、すいか、春たまねぎ、ほうれんそう(加工用)、トマトである。
2012年におけるカリフォルニア州の加工用トマトの生産量は、前年比6%増の1147万トンであった。
また、収穫面積は同3%増の10万4409ヘクタール、単収は同3%増の1ヘクタール当たり109.83トンであった。
資料:USDA/NASS「California Vegetable Review」(2月4日発)