生鮮野菜の輸入量の増減率を見ると、キャベツ、にんにく、ばれいしょなどが前年同月を上回った一方、にんじん、しょうがが前年同月を下回った。全体では5万5082トン(前年同月比4%増)と前年同月をやや上回った(図2、表2)。
○増加率が高い品目
・キャベツは、生育期の多雨とその後の高温・干ばつで小玉傾向となり、国産価格が上昇したことなどから、増加したと考えられる。
・にんにくは、天候不順などにより国産品が減少して価格が高かったことに加えて、前年の輸入量が平年の9割程度であったことから、増加したと考えられる。
・ばれいしょは、前年の輸入量が平年の8割程度と少なかったことから、増加したと考えられる。本月は、北海道産の生育が順調であったこともあり、平年の約9割程度となった。
○減少率が高い品目
・にんじんは、前年は春先の低温、その後の干ばつなどにより国産品の価格が高かったことから、輸入量が多かった。本年は国産価格が安定していることなどから、減少したと考えられる。
・しょうがは、前年は国産価格が高く輸入量が多かったことから、減少したと考えられる。
○輸入量の増減が多い品目
・たまねぎは、前年同月と比べ、2267トン増の2万3108トン(同11%増)となった。前年の北海道産の不作を受けて、加工筋が輸入品(むき玉)に切り替える割合が高くなったことなどから、前年同月と比べ、かなり大きく増加したと考えられる。また、昨年10月以降、前年同月を上回って推移している。本年の北海道産は生育良好であるが、業務筋(加熱調理用)の必要とする品種などが本格的に出回るまでは一定量の輸入が続くことも予想される。