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需給動向 野菜情報 2026年11月号

1 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和8年9月)

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野菜業務部・調査情報部

【ポイント】

⃝気温は、西日本と沖縄・奄美で高かった。降水量は、東日本太平洋側でかなり多かった。日照時間は、東日本日本海側と東・西日本太平洋側でかなり少なかった。
⃝東京都中央卸売市場における野菜の入荷量は10万2857トン、前年同月比97.5%、価格は1キログラム当たり311円、同96.9%となった。
⃝大阪市中央卸売市場における野菜の入荷量は3万4105トン、前年同月比96.4%、価格は1キログラム当たり277円、同95.8%となった。
⃝晩秋から初冬は、降雨の影響により、全体的に入荷が安定せず、品目によっては入荷量が少なく、年明けまで高値傾向で推移すると予想される。

(1)気象概況

 月を通して秋雨前線が東日本太平洋側を中心に停滞することが多く、上旬は台風第24号や湿った空気の影響で秋雨前線が活発化し、東海地方などで線状降水帯が発生し、記録的な大雨となった所があった。さらに下旬は、台風第25号の影響で関東甲信地方を中心に記録的な大雨となった所があったほか、下旬後半は台風第26号の影響もあり、東・西日本を中心に曇りや雨の日が続いた。
 このため、月降水量は東日本太平洋側でかなり多く、東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。東日本太平洋側では、月降水量平年比が236%となり、1946年の統計開始以降、9月として1位の多雨となった。
 月間日照時間は東日本日本海側と東・西日本太平洋側でかなり少なく、西日本日本海側で少なかった。東日本太平洋側では、月間日照時間平年比が46%となり、1946年の統計開始以降、9月として1位の寡照となった。一方、北日本日本海側では中旬を中心に移動性高気圧に覆われて晴れた日が多かった。このため、北日本日本海側の月降水量は少なく、月間日照時間は多かった。
 上旬は北・東日本を中心に冷涼な空気が流れ込んだが、下旬は全国的に暖かい空気に覆われやすかった。このため、月平均気温は西日本と沖縄・奄美で高かった。
 
〇平均気温は、西日本、沖縄・奄美では高かった。北日本、東日本では平年並だった。
 
〇降水量は、東日本太平洋側ではかなり多かった。東日本日本海側、西日本太平洋側では多かった。北日本日本海側では少なかった。北日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。
 
〇日照時間は、北日本日本海側では多かった。東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本太平洋側ではかなり少なかった。西日本日本海側では少なかった。北日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。
 
旬別の平均気温、降水量、日照時間は図1の通り。
(出典:気象庁HP「2026年9月の天候」)
 
タイトル: p017a

(2)東京都中央卸売市場

 東京都中央卸売市場における野菜の入荷量は10万2857トン、前年同月比97.5%、価格は1キログラム当たり311円、同96.9%となった(表1)。

タイトル: p017b
 
 根菜類は、にんじんが北海道産の生育が回復し安定した入荷となった。需要もあったことから価格は前月から上昇した(図2)。
 葉茎菜類は、はくさいが入荷が順調だった前半から一転、中旬以降は長雨の影響により長野産の入荷が不安定となり価格が急激に上昇した(図3)。
 果菜類は、きゅうりが長雨や日照不足により着果率や正品率が低下し価格が上昇した(図4)。
 土物類は、ばれいしょが北海道産が天候に恵まれ豊作基調で入荷が増え、価格は前年を下回って推移した(図5)。
 なお、品目別の詳細については表2の通り。

タイトル: p018

タイトル: p019
タイトル: p020

(3)大阪市中央卸売市場

 大阪市中央卸売市場における野菜の入荷量は3万4105トン、前年同月比96.4%、価格は1キログラム当たり277円、同95.8%となった(表3)。
 品目別の詳細については表4の通り。

タイトル: p021a

タイトル: p021b
タイトル: p022
タイトル: p023

タイトル: p024

タイトル: p025