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需給動向 野菜情報 2026年8月号

4 野菜の輸入動向(令和8年5月)

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野菜業務部

【ポイント】

○令和8年5月の野菜輸入量は、22万3112トン(前年同月比12%減)と前年同月をかなり大きく下回った。
○前年同月を上回ったものは、酢調製野菜のみであった。
○前年同月を下回ったものは、生鮮野菜、冷凍野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、トマト加工品、その他調製野菜およびその他であった。

(1)野菜の輸入量および類別輸入動向

 令和8年5月の野菜輸入量は、酢調製野菜(前年同月比12%増)が前年同月をかなり大きく上回った。
 生鮮野菜(同15%減)、冷凍野菜(同11%減)、塩蔵等野菜(同16%減)、乾燥野菜(同16%減)、トマト加工品(同6%減)、その他調製野菜(同12%減)およびその他(同18%減)が前年同月を下回った。
 野菜全体の輸入量は22万3112トンとなり、同12%減となった(図1、表1)。

タイトル: p052

(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入数量の増減率を見ると、ごぼう、にんにく、たまねぎなどが前年を上回った一方、かぼちゃ、ばれいしょ、ジャンボピーマンなどが前年を下回った。全体では5万9829トン(前年同月比15%減)と前年をかなり大きく下回った(図2、表2)。
 
○増加率が高い品目
・ごぼうおよびにんにくは、前年の中国産が不作により価格が上がったため、輸入量が減少していたことが前年増となった一因と考えられる。
・たまねぎは、夏場の高温・干ばつにより主産地の北海道産が減少したことから、昨年10月以降、前年を上回る輸入量が続いている。

○減少率が高い品目
・かぼちゃは、本年3月までニュージーランド産の輸入量が多く在庫があったことや2月の天候不順により、減少したと考えられる。
・ばれいしょは、平年の約1.3倍と輸入量が多かった前年と比べて減少したと考えられる。本年は平年並みの輸入量である。
・ジャンボピーマンは、主要輸入先である韓国の生産量の減少や内需の増加などから輸入量が減少したと考えられる。
 
○輸入数量の増減が多い品目
・キャベツは、3227トン減の918トン(同78%減)となった。これは、国内の主産地における生育期の低温や干ばつなどの天候不順により輸入量が多かった前年と比べ、大幅に減少したと考えられる。

タイトル: p053

(3)冷凍野菜

 冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリー、ほうれんそう等が前年を上回った一方、いちご、いんげん豆等、スイートコーンが前年を下回り、全体では10万2333トン(前年同月比11%減)と前年をかなり大きく下回った(図3、表3)。
 
○増加率が高い品目
・ブロッコリーおよびほうれんそう等は、本年の国内価格が高いことや、調理の簡便化や、安定した価格などから輸入量が増えたと考えられる。近年、両品目とも輸入量が増加傾向である。
 
○輸入数量の増減が多い品目
・ばれいしょは、6962トン減の3万9492トン(同15%減)となった。これは前年が平年の約1.4倍と輸入量が多かったためと考えられる。本月も平年に比べると1割多い。

タイトル: p054

(4)生鮮野菜および冷凍野菜以外

○増加率が高い品目
・酢調製野菜のしょうがの1521トン(前年同月比26%増)
・塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンの1474トン(同24%増)など

○減少率が高い品目
・その他調製野菜のスイートコーンの3467トン(同28%減)
・乾燥野菜のその他の乾燥野菜の1960トン(同18%減)など
 
タイトル: p055

タイトル: p056
タイトル: p057