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需給動向 野菜情報 2026年7月号

4 野菜の輸入動向(令和8年4月)

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野菜業務部

【ポイント】

 令和8年4月の野菜輸入量は、26万1343トン(前年同月比2%減)と前年同月をわずかに下回った。類別には、冷凍野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、酢調製野菜、トマト加工品、その他が前年同月を上回ったが、生鮮野菜、その他調製野菜が前年同月を下回った。

(1)令和8年4月(速報値)

 令和8年4月の野菜輸入量は、冷凍野菜(前年同月比6%増)、塩蔵等野菜(同9%増)、乾燥野菜(同7%増)、酢調製野菜(同3%増)、トマト加工品(同5%増)、その他(同50%増)が前年を上回った。一方、生鮮野菜(同16%減)、その他調製野菜(同4%減)が前年同月を下回った。
 野菜全体の輸入量は26万1343トンとなり、前年同月比2%減となった(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量の増減率が大きかったものは、たまねぎ、ばれいしょ、しょうがなどが前年を大幅に上回り、キャベツ、かぼちゃ、メロンなどが前年を大幅に下回った。全体では7万2940トン(前年同月比16%減)と前年を大幅に下回った(図2、表2)。
 主な品目(注)のうち、最も増加率が高かったたまねぎの輸入先は、1位が中国の2万7305トン、2位がニュージーランドの2872トン、3位が豪州の1096トンとなった。夏場の高温・干ばつにより主産地の北海道産が減少したことから、昨年10月以降、前年を大幅に上回る輸入量が続いている。
 二番目はばれいしょで、輸入先は、1位が米国の6623トン、2位が中国の18トンとなった。たまねぎ同様、北海道産の減少により、輸入が増加したと考えられる。
 三番目はしょうがで、輸入先は、1位が中国の1783トン、2位がタイの132トンとなった。国産品との価格差が大きく、前年から増加傾向が続いている。
 一方、減少率が最も高かったキャベツの輸入先は、1位が中国の1263トン、2位が台湾の162トンとなった。国内の主産地における生育期の低温や干ばつによる天候不順の影響により、国内価格が上昇した前年の輸入量が多かったため、大幅に減少したと考えられる。
 二番目はかぼちゃで、輸入先は1位がニュージーランドの6130トン、2位がメキシコの874トンとなった。ニュージーランド産は、令和5年の水害による不作を契機として、量販店からの引きが弱かったことが減少の一因と考えられる。
 三番目はメロンで、輸入先は1位がホンジュラスの621トン、2位が豪州の394トン、3位がメキシコの152トンとなった。前年は国産品が厳寒期の低温の影響により減少したが、業務用需要は継続して多かったため、輸入量が増加し、この前年と比べ大幅に減少したと考えられる。
 またその他輸入数量が1000トン以下の品目で、大きく輸入量が減少した品目は、はくさいが3162トン減の85トン(同97%減)となった。これは、前年の主産地における生育期の低温や干ばつなどの天候不順の影響により国産品の供給が減ったことから、輸入量が増えた前年と比べ、減少したと考えられる。
(注)輸入数量の多い品目を「主な品目」としている。



(3)冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、いちご、えだまめ、ばれいしょが前年を上回った一方、いんげん豆等、混合冷凍野菜、ブロッコリーが前年を下回った。全体では11万6668トン(前年同月比6%増)と前年をかなりの程度上回った。(図3、表3)。
 主な品目のうち、最も増加率が高かったいちごの輸入先は、1位がエジプトの1297トン、2位が中国の1070トン、3位がチリの619トンとなった。
 二番目はえだまめで、輸入先は、1位が中国の2966トン、2位が台湾の2149トン、3位がタイの1532トンとなった。
 三番目はばれいしょで、輸入先は、1位が米国の2万4876トン、2位が中国の8459トン、3位がカナダの2947トンとなった。
 一方、最も減少率が高かったいんげん豆等の輸入先は、1位が中国の1094トン、2位がタイの454トン、3位がベルギーの54トンとなった。
 二番目は混合冷凍野菜で、輸入先は、1位が中国の1698トン、2位が米国の250トン、3位がベトナムの30トンとなった。
 三番目はブロッコリーで、輸入先は、1位が中国の4569トン、2位がエクアドルの3299トン、3位がイタリアの37トンとなった。前年は、国内価格が年明け以降高かったことなどから輸入量が平年の約1.5倍と多かったため、この前年と比べかなり大きく減少したと考えられる。
 
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 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目のうち、増加率の高かったものは、塩蔵等野菜のしょうがが1637トン(前年同月比48%増)、トマト加工品のピューレ等関割以外が1万2153トン(同15%増)などで、減少率の高かったものは、その他調製野菜のにんじんジュースが1320トン(同29%減)、塩蔵等野菜のその他の塩蔵野菜が2858トン(同10%減)などとなった。
 
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