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需給動向 野菜情報 2026年6月号

4 野菜の輸入動向(令和8年3月)

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野菜業務部

【ポイント】

 令和8年3月の野菜輸入量は、25万3910トン(前年同月比4%減)と前年同月をやや下回った。トマト加工品は、前年同月を大幅に上回ったものの、生鮮野菜、冷凍野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、酢調整野菜、その他調製野菜およびその他は、いずれも前年同月を下回った。

(1)令和8年3月(速報値)

 令和8年3月の野菜輸入量は、トマト加工品(前年同月比19%増)が前年を大幅に上回った。一方、生鮮野菜(同10%減)、冷凍野菜(同1%減)、塩蔵等野菜(同14%減)、乾燥野菜(同12%減)、酢調整野菜(同4%減)、その他調製野菜(同4%減)およびその他(同1%減)は、いずれも前年同月を下回った。
 野菜全体の輸入量は25万3910トンとなり、前年同月比4%減となった(図1、表1)。
 
タイトル: p022

(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、ばれいしょ、たまねぎ、メロンなどが前年を大幅に上回った一方、にんじん、ねぎ、ごぼうなどが前年を下回った。全体では8万7309トン(前年同月比10%減)と前年をかなり下回った(図2、表2)。
 主な品目(注)のうち、最も増加率が高かったばれいしょの輸入先は、1位が米国の5236トン、2位が中国の29トンとなった。夏場の高温・干ばつにより主産地の北海道産が減少したことから、輸入が増加したと考えられる。
 二番目はたまねぎで、輸入先は、1位が中国の2万6533トン、2位がニュージーランドの4263トン、3位が米国の1444トンとなった。ばれいしょ同様、北海道産の減少により、昨年10月以降、前年を大幅に上回る輸入量が続いている。
 三番目はメロンで、輸入先は、1位がホンジュラスの751トン、2位が豪州の486トン、3位がメキシコの211トンとなった。平成29年以降、南米や豪州のネット系メロンの輸入が増加している。
 一方、減少率が最も高かったにんじんの輸入先は、1位が中国の7966トン、2位が台湾の320トン、3位が豪州の254トンとなった。
 二番目はねぎで、輸入先は中国のみで5794トンであった。
 三番目はごぼうで、輸入先は同じく中国のみで3263トンであった。
 にんじん、ねぎおよびごぼうは、国産品が前年は不作だったため、業務用需要の高まりから前年の輸入量が多かったため、減少率が高かったと考えられる。
 また、減少量が多かった品目は、キャベツが1万7252トン減の918トン(同5%)、はくさいが4538トン減の52トン(同1%)となった。これは、国内の主産地における生育時の低温や干ばつによる天候不順の影響から、国内価格が上昇した前年の輸入量が多かったため、大幅に減少したと考えられる。
 
(注)輸入数量の多い品目を「主な品目」としている。
 
タイトル: p023

(3)冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、ばれいしょが前年を上回った一方、混合冷凍野菜、ほうれんそう、いちごが前年を下回り、全体では10万830トン(前年同月比1%減)と前年をわずかに下回った(図3、表3)。
 主な品目のうち、最も増加率が高かったばれいしょの輸入先は、1位が米国の2万4218トン、2位が中国の6300トン、3位がカナダの3096トンとなった。
 一方、最も減少率が高かった混合冷凍野菜の輸入先は、1位が中国の1349トン、2位が米国の288トン、3位がベトナムの91トンとなった。
 二番目はほうれんそうで、輸入先は、1位が中国の3845トン、2位がミャンマーの279トン、3位がエクアドルの54トンとなった。
 三番目はいちごで、輸入先は、1位が中国の965トン、2位がエジプトの600トン、3位がチリの499トンとなった。




 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目のうち、増加率の高かったものは、その他調製野菜のしょうが(その他)が1823トン(前年同月比26%増)、トマト加工品のピューレ等関割以外が1万4072トン(同20%増)、などで、減少率が高かったものは、塩蔵等野菜のしょうがが1001トン(同36%減)、その他調製野菜のたけのこが4346トン(同13%減)などであった。
 
タイトル: p025

タイトル: p026
タイトル: p027