上旬は、期間の中頃にかけて低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、日本付近は暖かい空気に覆われやすかった。このため、旬平均気温は、北日本でかなり高く、東日本と沖縄・奄美で高かった。一方、期間の終わりには大陸から西日本を中心に寒気が流入したため、西日本では平年並みとなり、南岸低気圧の影響で関東地方の平野部でも雪が降った所があった。
旬降水量は、南岸低気圧や日本海から北海道付近を通過する低気圧と高気圧が周期的に日本付近を通過し、低気圧の通過後は一時的に冬型の気圧配置になったため、北日本太平洋側と西日本日本海側で多かった。一方、沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けにくかったため、少なかった。
旬間日照時間は、北日本日本海側と北日本太平洋側で少なかった。東・西日本太平洋側本州付近は、一時的に冬型の気圧配置になったことや高気圧に覆われた時期もあったため多かった。
中旬は、日本付近を移動性の高気圧と低気圧が交互に通過した。旬平均気温は、低気圧が北海道の東をゆっくり北上し、北日本を中心に暖かい空気が流れ込みやすかったため、北日本で高かったが、冷涼な移動性高気圧に覆われやすかった沖縄・奄美では低かった。
旬降水量は、低気圧の影響を受けにくく、高気圧に覆われやすかった西日本太平洋側でかなり少なく、北・西日本日本海側、東日本太平洋側、沖縄・奄美で少なかった。
旬間日照時間は、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美でかなり多く、北・東日本日本海側と北日本太平洋側で多かった。
下旬は、日本付近を移動性の高気圧と低気圧が交互に通過した。
旬平均気温は、日本付近を通過した低気圧や気圧の谷に向かい暖かい空気が流れ込みやすかったことや比較的暖かい高気圧に覆われやすかったことから、全国的にかなり高かった。旬平均気温平年差は、沖縄・奄美で+1.9度となり、1946年の統計開始以降、3月下旬として2020年と並んで1位タイの高温となった。
旬降水量は、低気圧が北海道の北と本州の南岸を通過することが多く、特に月末に本州付近を通過した低気圧により、太平洋側を中心にまとまった雨となったため、西日本太平洋側で多かった。一方、北日本中心に低気圧の影響を受けにくかったため、北・東日本日本海側、北日本太平洋側で少なかった。
旬間日照時間は、北・東・西日本では日本海側を中心に高気圧に覆われやすかったため、北・東・西日本日本海側で多かった。
旬別の平均気温、降水量、日照時間は図1の通り。
