野菜 野菜分野の各種業務の情報、情報誌「野菜情報」の記事、統計資料など

ホーム > 野菜 > 野菜の情報 > 1 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和8年2月)

需給動向 野菜情報 2026年4月号

1 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和8年2月)

印刷ページ
野菜業務部・調査情報部

【ポイント】

⃝気温は、北・東・西日本でかなり高かった。降水量は、沖縄・奄美でかなり少なかった。日照時間は、北・東・西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。降雪量は、北日本日本海側でかなり少なかった。
⃝東京都中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は9万2787トン、前年同月比101.6%、価格は1キログラム当たり301円、同88.2%となった。
⃝大阪市中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は3万1040トン、前年同月比104.5%、価格は1キログラム当たり273円、同88.1%となった。
⃝全国的に2月下旬後半に待望の降雨があり、全体的には、4~5月の春野菜は、順調な入荷が見込まれる。価格は、3月の天候次第ではあるが、平年より高値となることが予想される。

(1)気象概況

 上旬は、数日の周期で低気圧や気圧の谷が日本海から北海道付近を進んだ後、冬型の気圧配置となった。高気圧が東シナ海から日本の南へ東進する時期もあった。8日頃は、日本付近は強い冬型の気圧配置となって強い寒気が南下したため、東・西日本日本海側を中心に記録的な大雪となり、太平洋側でも大雪となった所があった。
 旬平均気温は、上旬中頃に日本海を進む低気圧に向かって北日本中心に暖かい空気が流れ込んだ一方、上旬終わりには全国的に強い寒気の影響を受け、北日本で高く、沖縄・奄美で低かった。
 旬降水量は、低気圧や冬型の気圧配置の影響を受けやすかった北日本日本海側で多く、低気圧の影響を受けにくかった北・東・西日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。
 旬間日照時間は、低気圧の影響を受けにくく、高気圧に覆われた時期もあった東・西日本太平洋側で多かった一方、低気圧や冬型の気圧配置の影響で、東日本日本海側では少なかった。
 中旬は、冬型の気圧配置が長続きせず、低気圧や気圧の谷と高気圧が交互に日本付近を通過した。東日本以西は高気圧に覆われやすく、北日本太平洋側では低気圧の影響を受けにくかった。
 旬平均気温は、寒気の影響が弱く、日本海から北海道付近を進む低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすかったため、北日本でかなり高く、東・西日本と沖縄・奄美で高かった。
 旬降水量は、東日本日本海側でかなり少なく、北・西日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。
 旬間日照時間は、東・西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり多く、北日本日本海側、北・東日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。
 下旬は、冬型の気圧配置となりにくく、旬の初めは移動性高気圧が日本付近を覆った。
 旬平均気温は、旬の初めは晴れた日も多く暖かい空気に覆われ、その後は低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込みやすかったため、全国的にかなり高かった。北日本では平年差+4.4度、東日本では同+5.1度、西日本では同+4.4度で、それぞれ1946年の統計開始以降で1位の高温となった。また、東・西日本と沖縄・奄美では、夏日を観測した地点もあった。
 旬降水量は、北・東日本日本海側で少なかった。旬の中頃に北・東日本を沿海州の低気圧から延びる前線が通過し、その後は本州の南岸付近を低気圧や前線が周期的に通過した。低気圧や前線の影響を受けやすかったため、西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり多く、北・東日本太平洋側で多かった。25日はこの時期としてはまとまった雨となり、西日本太平洋側を中心に多くの地点で、24時間降水量など各降水量の2月としての1位の記録を更新した。
 旬間日照時間は、北日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側で少なかった。
 旬別の平均気温、降水量、日照時間は図1の通り。 
 
タイトル: p015a

(2)東京都中央卸売市場

 東京都中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は9万2787トン、前年同月比101.6%、価格は1キログラム当たり301円、同88.2%となった(表1)。
 なお、ブロッコリーの指定野菜への追加は、令和8年4月からのため、2月実績までを掲載している今月の東京都および大阪市の中央卸売市場のデータに、ブロッコリーのデータは含まない。
 
タイトル: p015b
 
 根菜類は、にんじんの価格が、大幅に高値で推移した前年を3割近く下回り、平年を1割ほど上回った(図2)。
 葉茎菜類は、はくさいの価格が大幅に高値で推移した前年の3分の1に近いものとなり、平年を2割近く下回った(図3)。
  果菜類は、なすの価格が中旬以降、徐々に上げ、前年をわずかに下回り、平年をやや下回った(図4)。
 土物類は、たまねぎの価格が絶対量不足が続いていることから高値安定となり、前年を5割以上上回り、平年を6割以上上回った(図5)。
 なお、品目別の詳細については表2の通り。
 
タイトル: p016 

タイトル: p017
タイトル: p018

(3)大阪市中央卸売市場

 大阪市中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は3万1040トン、前年同月比104.5%、価格は1キログラム当たり273円、同88.1%となった(表3)。
 品目別の詳細については表4の通り。
 
タイトル: p019a
 
タイトル: p019b
タイトル: p020
タイトル: p021

タイトル: p022a
タイトル: p022b
 
タイトル: p023a
タイトル: p023b