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需給動向 野菜情報 2026年2月号

4 野菜の輸入動向(令和7年11月)

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野菜振興部

【ポイント】

 令和7年11月の野菜輸入量は、21万9627トン(前年同月比2%増)となった。生鮮野菜、トマト加工品が前年同月を上回ったが、冷凍野菜、塩蔵等野菜、乾燥野菜、酢調製野菜、その他調製野菜、その他が前年同月を下回った結果、全体の輸入量は前年同月をわずかに上回った。

(1)令和7年11月(速報値)

 令和7年11月の野菜輸入量は、生鮮野菜(前年同月比12%増)、トマト加工品(同13%増)が前年同月を上回った。冷凍野菜(同2%減)、塩蔵等野菜(同3%減)、乾燥野菜(同7%減)、酢調製野菜(同10%減)、その他調製野菜(同4%減)、その他(同24%減)は、前年同月を下回った。
 野菜全体の輸入量は、21万9627トンとなり、前年同月比2%増となった(図1、表1)。
 
タイトル: p022

(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、ばれいしょ、にんじん、たまねぎなどが前年を上回った一方、ごぼう、ジャンボピーマン、にんにくなどが前年を下回った。全体では6万2467トン(前年同月比12%増)と前年をかなり大きく上回った(図2、表2)。
 主な品目(注)のうち最も増加率が高かったばれいしょの輸入先は、米国のみで1715トンとなった。これは、夏場の高温・干ばつの影響で北海道産が不作となり、品薄感が高まって国内価格が高騰したため、輸入が増加した。
 二番目はにんじんで、輸入先の内訳は、1位が中国の8395トン、2位が豪州の210トン、3位が米国の9トンとなった。北海道産が、夏場の高温・干ばつの影響により細物傾向であったことや、後続の関東産も遅れ気味だったことから端境となり、加工業務用向けの輸入需要が高まった。
 三番目はたまねぎで、輸入先の内訳は、1位が中国の2万6550トン、2位が米国の3766トン、3位がオランダの436トンとなった。ばれいしょと同様、夏場の高温・干ばつの影響で北海道産が不作となり、品薄感が高まって国内価格が高騰したため、急増した米国産は前年同月の約53倍となった。
 一方、減少率が最も高かったごぼうの輸入先は、中国のみで4195トンとなった。前年は主産地の青森産の作柄が悪く、高値となったため輸入品が増加したが、今年は国内市場が安定したため、輸入数量は前年を下回った。
 二番目はジャンボピーマンで、輸入先の内訳は、1位が韓国の1201トン、2位がニュージーランドの270トン、3位がカナダの11トンとなった。韓国産が年々数量を減らしているものの、ジャンボピーマンの輸入量全体に占める割合は依然として高い。
 三番目はにんにくで、輸入先の内訳は、1位が中国の1850トン、2位がスペインの93トン、3位が米国の4トンとなった。
(注)輸入数量の多い品目を「主な品目」としている。
 
タイトル: p023

(3)冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリー、ばれいしょ、いんげん豆等などが前年を上回った一方、いちご、ほうれんそう等、えだまめなどが前年を下回り、全体では9万7767トン(前年同月比2%減)となった(図3、表3)。
 主な品目のうち最も増加率が高かったブロッコリーの輸入先の内訳は、1位が中国の4809トン、2位がエクアドルの3116トン、3位がポルトガルの49トンであった。冷凍ブロッコリーの輸入数量は、年初から前年を上回っており、統計 が残る1997年以降、輸入量が最も多かった2022年に迫る勢いで増加している。
 二番目はばれいしょで、輸入先の内訳は、1位が米国の1万7318トン、2位が中国の6699トン、3位がベルギーの3395トンであった。数量的には、米国産が圧倒的に多いものの、中国産が年初より前年を大幅に上回って推移している。冷凍ばれいしょ全体の2025年の輸入は、11月までの合計で、すでに前年の年間輸入数量を超えている。
 三番目はいんげん豆等で、輸入先の内訳は、1位が中国の1346トン、2位がタイの518トン、3位が台湾の35トンであった。
 一方、最も減少率が高かったいちごの輸入先の内訳は、1位が中国の817トン、2位がペルーの166トン、3位がエジプトの96トンであった。
 二番目はほうれんそう等で、輸入先の内訳は、1位が中国の5019トン、2位がエクアドルの45トン、3位が台湾の25トンであった。
 三番目はえだまめで、輸入先の内訳は、1位が中国の1862トン、2位が台湾の1275トン、3位がタイの846トンであった。
 
タイトル: p024
 
 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、増加率が高かったものは、トマト加工品のピューレ等関割以外が7706トン(前年同月比43%増)、その他調製野菜のきのこ(加糖、無糖・気密・気密以外)が1252トン(同16%増)、同じくしょうが(その他)が2007トン(同19%増)、などがあり、減少率が高かったものは、乾燥野菜のその他乾燥野菜が2100トン(同13%減)、その他調製野菜のたけのこが4818トン(同11%減)、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンが1141トン(同11%減)などであった。
 
 
タイトル: p026

タイトル: p027
タイトル: p028