冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリーが大幅に混合冷凍野菜、ばれいしょなどが、かなり前年をかなり上回った一方、スイートコーン、いんげん豆等、いちごなどが前年をかなり下回り、全体では11万892トン(前年同月比4%増)となった(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったブロッコリーの輸入先の内訳は、1位が中国の4489トン、2位がエクアドルの4081トン、3位がスペインの42トンであった。令和7年の冷凍ブロッコリーの輸入数量は、年初から前年を上回っており、過去最高の輸入量となった6年を上回る見込みである。
二番目は混合冷凍野菜で、輸入先の内訳は、1位が中国の2021トン、2位が米国の293トン、3位がニュージーランドの69トンであった。
三番目はばれいしょで、輸入先の内訳は、1位が米国の2万2771トン、2位が中国の6185トン、3位がベルギーの3492トンであった。中国産の輸入数量は、年初から前年を大幅に上回って推移している。
一方、最も減少率が高かったスイートコーンの輸入先の内訳は、1位が米国の2008トン、2位がタイ1259トン、3位が中国の790トンであった。
二番目はいんげん豆等で、輸入先の内訳は、1位が中国の1244トン、2位がタイの415トン、3位がインドの77トンであった。
三番目はいちごで、輸入先の内訳は、1位が中国の1116トン、2位が米国の275トン、3位がチリの222トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、トマト加工品のその他のトマト加工品が9748トン(前年同月比6%増)、その他調製野菜のきのこ(加糖、無糖・気密・気密以外)が1236トン(同6%増)、同じくしょうが(その他)が1319トン(同4%増)、トマト加工品のピューレ等関割以外が6872トン(同35%減)、乾燥野菜のその他の乾燥野菜が1892トン(同16%減)、塩蔵等野菜のその他の塩蔵野菜が2575トン(同5%減)などとなった。
