冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリー、さといもなどが前年を上回った一方、スイートコーン、ばれいしょ、いちごなどが前年をかなり下回り、全体では9万5622トン(前年同月比3%減)となった(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったブロッコリーの輸入先の内訳は、1位がエクアドルの4008トン、2位が中国の3675トン、3位がポルトガルの34トンであった。エクアドル産は、前年を上回る数量が続いており、8月は前年比1.5倍となった。
二番目はさといもで、輸入先は1位が中国の1613トン、2位が台湾の4トン、3位がバングラデシュの2トンであった。国内産の数量が少ない上に小玉傾向であることから、安定的な輸入が続いている。
一方、最も減少率が高かったスイートコーンの輸入先の内訳は、1位が米国の1443トン、2位がタイの1272トン、3位が中国の553トンであった。
二番目はばれいしょで、輸入先の内訳は、1位が米国の1万9481トン、2位が中国の5225トン、3位がオランダの3608トンであった。
三番目はいちごで、輸入先の内訳は1位が中国の859トン、2位がエジプトの408トン、3位がチリの349トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、トマト加工品のトマトピューレ等関割が1305トン(前年同月比179%増)、その他調製野菜のきのこ(加糖、無糖・気密・気密以外)が1289トン(同38%増)、同しょうが(その他)が1338トン(同21%増)、にんじんジュースが1607トン(同55%減)などとなった。
