冷凍野菜の輸入量は、ばれいしょ、スイートコーンが前年を大幅に上回り、ほうれんそう等がかなりの程度上回った一方、いちごが前年を大幅に下回り、いんげん豆等、えんどうが前年をかなりの程度下回り、全体では11万3206トン(前年同月比8%増)となった(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったばれいしょの輸入先の内訳は、1位が米国の2万3839トン、2位が中国の6134トン、3位がオランダの3427トンであった。年初来から7カ月連続で、中国からの数量は前年を大幅に上回っている。上位3位には入らないものの、インドからの数量が前年の2倍を上回り伸びている。
二番目はスイートコーンで、輸入先の内訳は、1位が米国の2111トン、2位がタイの1852トン、3位が中国の1019トンであった。上位3カ国の中では、タイからの輸入数量が前年を大幅に上回るペースとなっている。
三番目はほうれんそう等で、輸入先の内訳は、1位が中国の4830トン、2位がエクアドルの30トン、3位が台湾の26トンであった。
一方、最も減少率が高かったいちごの輸入先の内訳は、1位が中国の745トン、2位がエジプトの624トン、3位がモロッコの554トンであった。5~6月に比べると、数量は4割強減少した。
二番目はいんげん豆等で、輸入先の内訳は、1位が中国の1220トン、2位がタイの483トン、3位がインドの176トンであった。
三番目はえんどうで、輸入先の内訳は、1位が中国の511トン、2位がニュージーランドの256トン、3位が米国の221トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、その他調整野菜のしょうが2223トン(前年同月比17%増)、酢調整野菜のしょうが1650トン(同5%増)、その他調整やさいのたけのこ3987トン(同10%減)などであった。
