冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリー、さといも、えだまめなどが前年を大幅に上回った一方、いんげん豆等、ほうれんそう等、混合冷凍野菜が前年を下回り、全体では10万6453トン(前年同月比6%増)と前年をかなりの程度上回った(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったブロッコリーの輸入先は、1位が中国の4234トン、2位がエクアドルの3793トン、第3位がポルトガルの133トンであった。年明け以降、輸入数量は前年を上回っている。5~6月は西日本から長野や北海道に産地が移行する時期で、後続産地がやや遅れ気味で端境となる場面もあった。
二番目はさといもで、輸入先は1位が中国の1807トン、2位が台湾の9トン、3位がタイの3トンであった。
三番目はえだまめで、輸入先は1位が中国の2406トン、2位が台湾の2387トン、3位がタイの1446トンであった。
一方、最も減少率が高かったいんげん豆等の輸入先は、1位が中国の1165トン、2位がタイの296トン、3位がベルギーの57トンであった。
二番目はほうれんそう等で、輸入先は1位が中国の4295トン、2位が台湾の71トン、3位がベトナムの43トンであった。
三番目は混合冷凍野菜で、輸入先は1位が中国の1269トン、2位が米国の247トン、3位がニュージーランドの68トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量のうち増加率が高かったのは、その他調整野菜のしょうが(その他)1965トン(前年同月比50%増)、トマト加工品のその他のトマト加工品1万2312トン(同26%増)などで、減少率が高かったのは、その他調整野菜のにんじんジュース2221トン(同19%減)、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキン1332トン(同8%減)などであった。
