冷凍野菜の輸入量は、いちご、ばれいしょが大幅に、えだまめがかなりの程度前年を上回った一方、混合冷凍野菜がかなり大きく、スイートコーンとさといもがわずかに前年を下回り、全体では11万4917トン(前年同月比13%増)となった(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったいちごの輸入先は、1位がエジプトの2352トン、2位がモロッコの2010トン、3位が中国の727トンであった。例年、5~7月は冷凍いちごの輸入が増える時期であるが、エジプト産、モロッコ産の伸びが大きく、その存在感が増している。
二番目はばれいしょで、輸入先は1位が米国の3万792トン、2位が中国の5451トン、3位がオランダの3271トンであった。
三番目はえだまめで、輸入先は1位が中国の2366トン、2位が台湾の2125トン、3位がタイの1509トンであった。
一方、最も減少率が高かった混合冷凍野菜の輸入先は、1位が中国の1477トン、2位が米国の364トン、3位がニュージーランドの56トンであった。
二番目はスイートコーンで、輸入先は1位が米国の2087トン、2位がタイの1162トン、3位が中国の743トンであった
三番目はさといもで、輸入先は1位が中国の1829トン、2位が台湾の4トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のしょうが1474トン(前年同月比11%増)、酢調製野菜のしょうが1209トン(同18%減)、トマト加工品のピューレ等関割以外1万927トン(同26%減)、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキン1190トン(同13%減)などであった。
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