冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリー、いちご、混合冷凍野菜などが前年を大幅に上回った一方、さといも、ばれいしょがかなり、えだまめがやや、いずれも前年を下回り、全体では10万9857トン(前年同月比1%増)となった(図3、表3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったブロッコリーの輸入先は、1位が中国の5391トン、2位がエクアドルの3460トン、第3位がグアテマラの152トンであった。愛知産や九州産の秋冬作において、低温・干ばつにより極端な品薄が続いたことから前月に引き続き輸入が増えた。
二番目はいちごで、輸入先は、1位が中国の971トン、2位がチリの654トン、3位がエジプトの360トンであった。
三番目は混合冷凍野菜で、輸入先は、1位が中国の2012トン、2位が米国の241トン、3位がニュージーランドの104トンであった。
一方、最も減少率が高かったさといもの輸入先は、1位が中国の1970トン、2位が台湾の6トンであった。
二番目はばれいしょで、輸入先は、1位が米国の2万5073トン、2位が中国の5913トン、3位がオランダの2711トンであった
三番目はえだまめで、輸入先は、1位が中国の2482トン、2位が台湾の1502トン、3位がタイの1036トンであった。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、その他調製野菜のしょうが(その他)2100トン(同34%増)およびスイートコーン5077トン(同23%増)、酢調製野菜のしょうが1573トン(同20%増)、トマト加工品のピューレ等関割以外1万604トン(同21%減)、塩蔵等野菜のしょうが1104トン(同19%減)などであった。