生鮮野菜の輸入量は、前年同月比でキャベツが48倍、はくさいが45倍と前年を大幅に上回った一方で、ばれいしょ、たまねぎ、にんにくなどが前年同月を下回ったものの、全体では9万7499トン(前年同月比31%増)と前年同月を大幅に上回った(図2、表2)。
主な品目
(注)のうち最も増加率が高かったキャベツの輸入先の内訳は、1位が中国の1万6127トン、2位が台湾の1348トン、3位がベトナムの569トンであった。国内の入荷が引き続き不安定だったことから、加工・業務用を中心に需要が高まり、1月以降前年同月を大幅に上回って推移している。
二番目ははくさいで、輸入先の内訳は、1位が中国の4404トン、2位が台湾の152トン、3位がベトナムの33トンであった。茨城産の前倒し出荷による反動などで品薄が続き、不足感から輸入量が急増した。
三番目はその他根菜類(だいこんなど)で、輸入先の内訳は、1位が中国の1538トン、2位がメキシコの13トン、3位がオランダの11トンであった。
一方、減少率が最も高かったばれいしょの輸入先は米国のみで、数量は2983トン、全量チップス用である。
二番目はたまねぎで、輸入先の内訳は、1位が中国の2万29トン、2位がニュージーランドの1078トン、3位がタイの317トンであった。
三番目はにんにくで、輸入先の内訳は、1位が中国の1806トン、2位がスペインの109トン、3位がアルゼンチンの66トンであった。
(注)輸入数量の多い品目を「主な品目」としている。