冷凍野菜の輸入量は、スイートコーン、さといも等が前年を下回ったがほうれんそう等、えだまめ、ブロッコリーが前年をかなり上回った結果、全体では9万5950トン(前年同月比6%増)と前年をかなりの程度上回った(図3)。
主な品目のうち最も増加率が高かったほうれんそう等の輸入先の内訳は、第1位が中国の5048トン、第2位が台湾の97トン、第3位がベトナムの15トンであった。国内産の高値基調が続いている中、中国産も夏場の多雨により減産との報告があったが、上位3カ国とも前年よりも大幅に増加した。
ほうれんそう等に次いで増加率が高かったえだまめの輸入先の内訳は、第1位が台湾の1621トン、第2位が中国の1594トン、第3位がタイの620トンであった。
えだまめに次いで増加率が高かったブロッコリーの輸入先の内訳は、第1位が中国の3930トン、第2位がエクアドルの2010トン、第3位がインドの80トンであった。国内産が低温により生育が遅れている中、これまで実績のなかったインド産が入荷した。
主な品目のうち最も減少率が高かったスイートコーンの輸入先の内訳は、第1位が米国の1368トン、第2位がタイの725トン、第3位が中国の612トンであった。
スイートコーンに次いで減少率が高かったさといもの輸入先の内訳は、第1位が中国の2305トン、第2位が台湾の10トンであった(表3)。
生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要品目は、酢調製野菜のしょうが1590トン(同13%増)、トマト加工品のトマトピューレ等関割以外8336トン(同9%減)、その他調製野菜のにんじんジュース1739トン(同7%減)などであった。
