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需給動向 野菜情報 2024年8月号

1 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和6年6月)

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野菜振興部・調査情報部

【要約】

⃝東京都中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は10万7359トン、前年同月比92.6%、価格は1キログラム当たり282円、同106.0%となった(表1)。
⃝大阪市中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は3万5251トン、前年同月比95.2%、価格は1キログラム当たり256円、同108.9%となった(表3)。
⃝8月の東北産や北海道産は、安定した天候で前年を上回る出荷が予想される。梅雨入りが大幅に遅れて高原野菜が順調に入荷、価格は4、5月の高値の反動もあり6月後半はやや低迷したものの、平年並みの落ち着いた推移が予想される。

(1)気象概況

 上旬は、梅雨前線が日本の南で停滞し、東・西日本を中心に冷涼な高気圧に覆われることが多かったため、旬平均気温は、西日本で低く、北日本と東日本では平年並だった。旬間日照時間は、東・西日本で多かった一方、沖縄・奄美で少なく、北日本では平年並だった。降水量は、期間の終わりに梅雨前線が停滞し、前線上の低気圧の影響などで沖縄・奄美、九州南部や四国では大雨となった所があったが全国的に平年並だった。九州南部で8日頃、四国地方では9日頃に梅雨入りした。
 中旬は、梅雨前線が南西諸島付近に停滞することが多く、沖縄・奄美では、旬降水量がかなり多かった。旬平均気温は、全国的に晴れて暖かい空気に覆われ、北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美では平年並だった。特に北日本の旬平均気温平年差は+3.5℃で、1946年の統計開始以降、6月中旬として1位の高温となった。旬間日照時間は、北・東・西日本では多かったが、沖縄・奄美はかなり少なかった。東日本日本海側の旬間日照時間平年比は193%で、1961年の統計開始以降、6月中旬として1位の多照となった。旬降水量は、この時期としては移動性高気圧が本州付近を覆うことが多く、北日本太平洋側と東日本日本海側でかなり少なく、北日本日本海側と西日本では平年並だった。東日本太平洋側では多かった。九州北部地方で17日頃に梅雨入りし、沖縄地方では20日頃に梅雨明けした。
 下旬は、梅雨前線の活動が活発となり、特に21日は鹿児島県で、28日は静岡県で線状降水帯が発生するなど、東・西日本太平洋側を中心に大雨となった。関東甲信地方、東海地方、近畿地方では21日頃、北陸地方、中国地方では22日頃、東北地方では23日頃に梅雨入りし、奄美地方では23日頃に梅雨明けした。
 旬平均気温は、北日本と沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった。特に、太平洋高気圧に覆われやすかった沖縄・奄美の旬平均気温平年差は+1.3℃で、1946年の統計開始以降、6月下旬として1位の高温となった。
 旬間日照時間は、西日本でかなり少なく、北日本日本海側と東日本では平年並だった。北日本太平洋側では多く、沖縄・奄美では、かなり多かった。
 旬降水量は、東日本太平洋側でかなり多く、北・東日本日本海側と西日本で多かったが、北日本太平洋側では平年並だった。
 旬別の平均気温、降水量、日照時間は以下の通り(図1)。

タイトル: p024a

(2)東京都中央卸売市場

 東京都中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は10万7359トン、前年同月比92.6%、価格は1キログラム当たり282円、同106.0%となった(表1)。

タイトル: p024b
 
 根菜類は、にんじんの価格が、絶対数の不足から高値が続き、前年を6割強上回り、平年を6割弱上回った(図2)。
 葉茎菜類は、キャベツの価格が高めに推移した上旬から中旬以降下げ、高めに推移した前年を1割以上下回り、平年をわずかに下回った(図3)。
 果菜類は、トマトの価格が中旬以降に下がったものの、前年、平年ともに1割以上上回った(図4)。
 土物類は、ばれいしょの価格が絶対数の不足から大幅な高値が続き、前年の2倍強の価格となり、平年を8割以上上回った(図5)。
 なお、品目別の詳細については表2の通り。

タイトル: p025

タイトル: p026
タイトル: p027a

(3)大阪市中央卸売市場

 大阪市中央卸売市場における野菜の入荷は、入荷量は3万5251トン、前年同月比95.2%、価格は1キログラム当たり256円、同108.9%となった(表3)。
 品目別の詳細については表4の通り。

タイトル: p027b

タイトル: p028
タイトル: p029

(4)首都圏の需要を中心とした8月の見通し

 主力産地の北海道は5月以降寒暖差が大きかったとされるが、ここ数年見舞われた極端な干ばつ、豪雨、高温が続いたことに比べると、本年は6月まで安定した天候である。前年は、猛暑の影響が8月下旬以降に大幅な減収となって現れたが、本年8月の東北産や北海道産の出荷は前年を上回ると予想される。
 梅雨入りが大幅に遅れて高原野菜が順調に入荷し、価格は4~5月の高値の反動もあって6月後半はやや低迷したものの、平年並みの落ち着いた推移が予想される。
 7月の価格が伸び悩むと、農家の出荷が消極的な対応になることが不安視される一方、7月初旬のこれはきゅうりの価格が急騰し、西日本の品不足から東京市場への発注量が増えたことによるものとされる。前年比で作付けは減少しており、市場にものが(あふ)れるといった期間は一時的である可能性もあり、それだけ野菜の供給体制が脆弱(ぜいじゃく)になってきているといえる。

タイトル: p030a
 だいこんは、北海道産(()寿()())の道央地域の作付けは前年比1%程度減少している。前年は猛暑と干ばつの影響により、全滅や半作になった()(じょう)があるなど収量は半減した。夜温が25度以下に下がらなかったことが影響し、冷涼作物のだいこんは品種の力だけでは対応できない。現状までは前年よりも順調に出荷できており、7~8月は前年を上回り、安定したペースで9月まで出荷が続くと予想される。北海道産((しべ)(ちゃ))の道東の産地は干ばつが続いており、生育は遅れている。7月15日ごろから出荷が始まり、例年通りであればすぐにピークとなって9月まで続くと予想される。一方、サイズはMに近いLが中心となり、出荷量は平年を下回る可能性もある。
 にんじんは、北海道産が7月22日から出荷開始見込みで、ほぼ例年どおりの計画である。開始と同時にピークとなり10月中旬まで続くと予想される。8月は、猛暑の影響により不作であった前年を上回る出荷が予想される。青森産の出荷は、例年より遅い積雪となった影響により例年より遅れ、7月中下旬がピークで8月には終盤を迎える。8月は上旬に市場価格を見ながらの出荷と予想される。

タイトル: p030b
 キャベツは、群馬産の生育は順調で、7~8月と徐々に増え、9月にピークが予想される。前年は猛暑であったが、例年どおりの出荷であり、今年も前年並みが予想される。
 岩手産は、干ばつが続いた影響により、生育は5~7日程度の遅れとなっている。通常は7月上旬には本格的に増えて、10月末ごろまでほぼ一定のペースで出荷されることになる。当面は雨待ちで、現状はやや小ぶりである。生育そのものは問題ないため、雨が降ると例年並みに回復すると予想される。
 はくさいは、長野産が春はくさいの終盤を迎えており、7~8月は6月の3分の1に出荷が減る見込み。6月下旬からの雨がやや心配ではあるが、例年どおりの展開となれば9月中旬に再び増える見込みである。前年の8月は例年並みの出荷であったが、9~10月の秋作は猛暑の影響を受け出荷が少なくなった。群馬産は、前年は梅雨明け後の高温障害から50%の出荷減であった。例年7月20日から9月中旬までは出荷の底となるが、9月下旬から再び増える見込みである。作付けは例年並みであり、気象の影響がなければ前年を上回る出荷が予想される。
 ほうれんそうは、群馬産の雨よけ物が平準ペースで出荷されるが、8月下旬には減少する見込みである。岩手産の出荷は、前年を上回っているが、前年は暑さの影響により22年比で80%程度であった。8月中旬以降から出荷が増え始め、少なかった前年を上回ると予想される。岐阜産は5月の低温とその後の天候不順の影響により平年を下回る出荷となっている。7月の回復は難しく、8月についても天候次第である。例年7~8月は少なく、9月下旬から回復する。前年は猛暑の影響で22年比80~90%の出荷であったため、前年を上回る可能性がある一方、作付けは前年の95%と減っている。栃木産は、現状までは順調に出荷されている。前年は8月中旬以降から減少し、10月いっぱいまで回復が遅れたものの、7月までが好調であったため全体的な減収はなかった。
 ねぎは、茨城産の出荷は順調に進んでおり、7月に入りピークを超え8月中旬以降には減少してくる見込みである。出荷量としては例年並みと予想される。青森産は、ハウス物が開始しているが、露地物の早出し物は7月10日過ぎから始まり、7月末から8月の盆前がピークを迎える見込みである。6月の干ばつの影響により葉先が黄変している物があるが、出荷への影響は少なく、8月の盆明けに早出し物の残りと、遅植え物が始まる。北海道産の露地物は6月末から始まったが、前年より早く、当面のピークは8月の盆明けから9月いっぱい、出荷は11月初めごろまでと予想される。作付けは微増の見込みである。
 レタスは、長野産の生育は順調で、現在標高1000メートル地帯の物の出荷である。7月いっぱいは、標高1300メートル地帯の出荷となる。今後、梅雨明けが早まれば、7月中旬にピークがあり、8月はそのまま横ばいの見込みである。群馬産は出荷量の調整を検討している。7月出荷分については、作付けを減らしていた。8月もほぼ同じペースで、平年並みの出荷を予想している。

タイトル: p031
 きゅうりは、福島産はハウス物中心であったが、露地物も出始めてきた。引き続きハウス物が中心であるが、8月に入り露地物も増えて来る。露地物は高温と乾燥続きで遅れていたが、6月下旬後半の降雨により生育は順調で7月下旬から8月がピークとなる見込みである。作付けは前年の80~90%と減少している。前年の8月は22年並みであり、9月から露地物が減少した。岩手産は露地物が増えてきて、ハウス物ともに生育順調である。8月は露地物が中心になるが、作付けは若干減少している。前年は盆明けから花落ちするなどして出荷量が減少したが、今年は前年を上回ると予想される。
 なすは、栃木産の出荷は例年並みに増えてきている。出荷のピークは7月15日前後から8月盆前ごろまでの見込みである。仮に気温が涼しくなれば生育に時間がかかり、出荷量は減少する見込みである。前年の猛暑では出荷減の生産者もいれば出荷増の生産者もいた。出荷量の減少は作付けの減少が影響している。今後、天候が安定していれば前年を上回ると予想されるが、作付けの減少が注視される。
 トマトは、群馬産の出荷が若干前倒しで、8月上旬にピークが来る見込み。今年の作付けは減少したが、来年以降再び増えて来る見込みである。前年は猛暑の影響により9月に出荷が減少したが、今年は減少しないよう対策を検討している。品種は「りんか」である。青森産の生育は順調で、ピークは7月下旬から8月上旬に来ると予想される。前年は7月の降雨の影響により裂果が発生し、高温で8月中旬から少なくなるなど不作年であったため、今年は前年を上回る出荷が予想される。品種は「りんか409」が半分を占めている。茨城産の抑制物は、平年並みの8月盆明けから出荷開始し、9~10月と本格的に増えて11月下旬には切り上がる見込みである。前年は9月の減収が目立った。作付けは前年比微減である。北海道産のミニトマトは順調で、平年並みの出荷となっている。前年は猛暑の影響により8月下旬から9月は70%台まで出荷が減少した。今年の作付けは横ばいとのことから、前年を上回る出荷になると予想される。
 ピーマンは、福島産の露地物が平年より若干早い5月26日から始まった。ハウス物も含めて8月の盆明けごろがピークとなると予想される。前年は猛暑で花落ちの段が発生し、22年比で95%作になった。今年は雨が少ないことから病気が見られ、正品率が低下しているが、梅雨時期には持ち直しそうである。露地物の作付けは前年の90%程度に減少している。岩手産は、ハウス物が中心であるが、今後露地物も増えて7月下旬がピークとなる見込みである。生育は順調で、若干前倒し傾向であるためピークは例年よりなだらかである。前年8月は10~20%減少したが、今年は水不足が懸念材料であるものの、前年を上回る出荷が予想される。

タイトル: p032a
 ばれいしょは、北海道産(今金)の早出し物は例年より若干早めの7月下旬から出荷開始の見込みである。天候は春先が干ばつ、6月は曇天が続き、7月は晴れであった。前年の猛暑の影響は特に9月以降に現れた。例年のピークは10月以降であり、当面8月いっぱいはマルチ(被覆)物となり、9月には露地物が本格化する見込みである。作付けは微減である。北海道産(芽室)の「とうや」は8月17日から出荷開始の予定で、作付けは横ばいである。「メークイン」の早出し物は8月終盤から始まるが、ほとんどは9月以降の出荷となると予想される。作付けは前年並みで、若干干ばつ傾向であるが、生育はおおむね順調である。北海道産(道央)の「きたあかり」は7月中旬から例年並みに始まる見込みである。
 たまねぎは、北海道産(きたみらい)は例年7月には出荷開始となるが、やや早まると予想される。生育は順調で、8月は前年を上回ると予想している。現状の肥大状況は問題ない。兵庫産は平年並みで、大きさも前年より小さめのLサイズ中心である。現状は貯蔵を開始しているが、この冷蔵物は10月初めから出荷開始し、3月までの出荷を目途にしている。7~9月は、農家が乾燥したものと、農協が乾燥貯蔵したものの出荷販売となる。今年は歩留まりが良く、平年並みの出荷が予想される。

タイトル: p032b
 ごぼうは、これから中心となる宮崎産・鹿児島産などの九州産は降雨が多く、現状では入荷が滞っている。関東の群馬産は安定しており、相場は堅調の見込みである。今後、青森産(春掘り)の動きが注視される。

 かぶは、青森産の産地が干ばつ気味で、生育が緩やかである。播種後の気温が低いことも影響し、出荷は少なめである。今後については、高温と降雨の影響により平年並みに回復してくると予想される。8月は前年を上回ると予想しているが、作付けは減少していることが懸念材料である。

 こねぎは、福岡産の前年は大雨で減収したが、本年は今のところ生育は順調である。7~8月は例年並みの出荷が予想される。
 
 ブロッコリーは、北海道産の作付けは前年の70%と大幅に減少。当初は遅れたが現状では追いついて、7月10日前後にピークとなる見込みである8月の盆明けに減り始め、10月まで横ばいで推移すると予想される。長野産は例年よりも降霜・ひょう害は少ないが、7月の初めのものは霜の影響により減っている。今年は、干ばつの影響により出荷が少なかった前年を上回る可能性が見込まれ、当面の出荷のピークは9月中下旬と予想される。

  アスパラガスは、福島産の夏芽(立茎(りっけい)物)が始まったばかりであり、増えて来るのが7月中下旬で、8月にピークとなり、9月に入ると減少し始める見込みである。現状の株の充実度は平年並みである。春芽は前年の天候不順の影響によりやや不作であった。作付けは農家の減少により若干減っている。

  かぼちゃは、悪天候の影響により北海道産(きたはるか)の定植が若干遅れ、まだ終わっていないため、出荷開始は早くて8月末からで、共選(共同選果)は9月に入ってからとなる見込みである。作付けは例年並みと予想される。北海道産(新函館)は8月15日ごろから始まり、ピークは9月である。品種は「栗将軍」「栗大将」「みやこ」などで、作付面積は減っているが、生育は順調である。
 
 にがうりは、長崎産は7月上旬後半から中旬前半にピークとなり、8月は終盤となる見込みである。前年は台風接近の情報を受けてビニールをはがすなどの対応をしたことにより、出荷はかなり減少した。作付けは半分以下となっている。
 
 えだまめは、山形産の「だだちゃ豆」は生育順調で、7月下旬から平年並みでスタートし、8月いっぱいの見込みである。作付けはやや減少している。秋田産は、5~6月の天候推移が、乾燥続きの後に雨が続くといった極端な展開で、草丈が短くなっており、その分やや出荷は早まると予想している。7月下旬に出揃い、8月が出荷のピークとなる見込みである。作付けは減少傾向だが、直近の2~3年は横ばいである。品種は一部「湯あがり娘」などの茶豆系のものもあるが、大半は青豆系である。前年は県北を中心とする豪雨の影響を一部受けて、減収になったが、本年は前年を上回ると予想される。
 
 さやいんげんは、福島産は7月に入った時点で出荷のピーク(7月10日ごろまで)に入り、今後の気温によっては7月いっぱいの見込み。7月の気温が30度を超えると花落ちし、8月の出荷物はなくなる可能性がある。7月に播種したものが9月に出荷開始し、11月中旬まで出荷が続くと予想される。
 
 スイートコーンは、北海道産(芽室)は例年どおりであれば7月下旬から始まり、東京市場にも8月上中旬が出荷のピークとなり、8月いっぱいの見込みである。作付けは青果用として100ヘクタールと例年並みである。北海道産(ようてい)は8月中旬から始まり、8月25日ごろがピークで9月20日ごろに終える見込みである。作付けは前年並み、品種は「恵味(めぐみ)」「味来(みらい)」である。前年は高温の影響によりしなびなどが発生し品質が悪かった。また、例年より10日早く切り上がった。北海道産(新函館)は7月末から始まり、8月盆前まで「ゴールドラッシュ」が出荷される見込みである。千葉産は7月5日から始まり、ピークは7月15日~20日で、8月10日には切り上がると予想される。6月中旬の降雨と風により一部倒伏したが大きな心配はなく、作付けは前年を上回っている。
 
 かんしょは、徳島産の個選(個人選果)物が7月初めから、共選物は8日からと平年と変わらない始まりである。出荷量も作付けも前年並みである。
 
 にんにくは、青森産の貯蔵物が始まるのは7月16日からで、9月に入り市場出荷開始の見込みである。一部の収穫後乾燥したものは8月末ごろから出荷開始の見込みである。作柄としては例年並みで、全般的な仕上がりは特別大振りではなく、各等級にばらついている。
 
 メロンは、北海道産の「ルピアレッド」が6月末から始まり、8月の盆前までと予想される。「ピュアラ」は7月初めから9月中旬まで、「レッド01」は8月盆明けから始まり9月下旬いっぱいと予想される。「レッド113」は9月下旬から11月初めごろまでと予想され、これらの赤肉メロンの作付けは前年並みである。青肉メロンの「らいでんクラウンメロン」は7月初めから11月いっぱいまでであるが、作付けは10ヘクタール減少して前年の80%となっている。北海道の現状までの天候は暑すぎず、特別の気象災害はなく着果は良好である。
 
(執筆者:千葉県立農業大学校 講師 加藤 宏一)
 
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タイトル: p035a
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