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需給動向 野菜情報 2022年9月号

2 野菜の輸入動向(令和4年6月)

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野菜振興部

【要約】

 6月の輸入量は、国産品の市場入荷量が伸びなかったことから、生鮮野菜の輸入量が増加し、また、冷凍野菜は在庫調整などによる輸入量の増加があり、乾燥野菜を除くすべての類別で前年同月を上回った。

(1)令和4年6月(速報値)

 令和4年6月の野菜輸入量は、乾燥野菜を除くすべての類別で前年同月を上回ったことから、26万4414トン(前年同月比15%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、キャベツ、ごぼう、にんにくなどが前年を下回ったものの、ばれいしょ、たまねぎ、ねぎなどが前年を上回ったことから、全体での輸入量は前年同月比22%増と前年を大幅に上回った(図2)。

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 主な品目(注)のうち最も増加率が高かったのはばれいしょで、5724トン(同64%増)となった。全量米国からの輸入であり、前月同様、チップス用の国産原料が引き続き品薄となっていたことから、代替調達として米国産の輸入量が増加し、前年を大幅に上回った。
 ばれいしょに次いで増加率が高かったのはたまねぎで、3万2290トン(同60%)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の2万5391トン、第2位がニュージーランドの5697トン、第3位が豪州の1170トンであった。前月に引き続き、国産品が生育期の低温干ばつで小玉傾向となったことで国内市場が依然として品薄傾向が解消されていない中、主な輸入先である中国の甘粛省において作付面積が増加したことに加えて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の防疫強化により港湾および中国国内流通の停滞が長期化したことで在庫が潤沢だったため、同国からのたまねぎ輸入量は前年の1.3倍に増加した結果、前年を大幅に上回った。
 たまねぎに次いで増加率が高かったのはねぎで、4416トン(同18%増)となった。全量中国からの輸入であり、国産品が低温干ばつで生育が停滞して市場入荷量が伸びなかったことから、前年を大幅に上回った。
 一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはキャベツで、1585トン(同23%減)となった。全量中国からの輸入であり、円安が継続する中、国産品の生育が回復傾向となったことで、市場入荷量が伸びて価格が落ち着いてきたため、前年を大幅に下回った。
 キャベツに次いで減少率が高かったのはごぼうで、3014トン(同11%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の2980トン、第2位が台湾の35トンであった。円安で輸入コストが増加した中、前年は中国産の秋作が豊作で輸入量が大幅に増加したことに加え、国産品の価格が高値となった前年の6割程度となったことから、前年をかなり大きく下回った。
 ごぼうに次いで減少率が高かったのはにんにくで、1713トン(同8%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の1636トン、第2位がスペインの55トン、第3位が米国の15トンであった。円安で輸入コストが増加した中、国産品の価格が高値となった前年の8割程度となったことに加え、COVID-19による世界的なコンテナ不足などで船便が不安定になっていたことから、前年をかなりの程度下回った(表2)。

(注) 本文中の「主な品目」とは、輸入数量の多い品目のことである。

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(3)冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、いちご、ほうれんそう等などが前年を下回ったものの、ブロッコリー、スイートコーン、えだまめなどの品目が前年を上回ったことから、全体では前年同月比14%増と前年をかなり大きく上回った(図3)。

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 主な品目のうち最も増加率が高かったのはブロッコリーで、6941トン(同50%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位がエクアドルの3610トン、第2位が中国の2936トン、第3位がスペインの157トンであった。在庫調整により前年を大幅に上回ったとみられる。
 ブロッコリーに次いで増加率が高かったのはスイートコーンで、6211トン(同28%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が米国の4301トン、第2位がタイの1069トン、第3位が中国の478トンであった。
 スイートコーンに次いで増加率が高かったのはえだまめで、7309トン(同14%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が台湾の2639トン、第2位がタイの2198トン、第3位が中国の2088トンであった。これらの品目は、前年が在庫調整などで輸入量が減少したことから、前年を上回った。
 一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはいちごで、3659トン(同7%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位がエジプトの1128トン、第2位がモロッコの795トン、第3位が中国の787トンであった。前年が在庫調整などで輸入量が増加したことから、前年をかなりの程度下回った。
 いちごに次いで減少率が高かったのはほうれんそう等で、3913トン(同2%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の3841トン、第2位が台湾の29トン、第3位がタイの21トンであった。在庫調整により前年をわずかに下回ったとみられる(表3)。

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 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンで1558トン(同37%増)、酢調製野菜のきゅうり及びガーキンで362トン(同5%減)、トマト加工品のピューレ等関割で5056トン(同32%増)、その他調製野菜のたけのこで5458トン(同15%増)などであった。

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