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需給動向 野菜情報 2022年8月号 

2.野菜の輸入動向(令和4年5月)

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野菜振興部

【要約】

 5月の輸入量は、国産品が品薄で高値となったことから輸入量が増加した生鮮野菜、前年が在庫調整等により輸入量が減少していた冷凍野菜など、すべての類別で前年同月を上回った。

(1)令和4年5月(速報値)

 令和4年5月の野菜輸入量は、すべての類別で前年同月を上回ったことから、全体では23万8726トン(前年同月比13%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

 生鮮野菜の輸入量は、ごぼう、かぼちゃ、ジャンボピーマンなどが前年を下回ったものの、たまねぎ、キャベツ、ばれいしょなどが前年を上回った ことから、全体では前年同月比11%増と前年をかなり大きく上回った(図2)。

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 主な品目(注)のうち最も増加率が高かったのはたまねぎで、2万5108トン(同60%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の2万27トン、第2位がニュージーランドの3594トン、第3位が豪州の858トンであった。国産品が生育期の低温干ばつで小玉傾向となったことで国内市場が依然として品薄傾向が解消されていない中、主な輸入先である中国の甘粛省において作付面積が増加し、加えて新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)の防疫強化により港湾および中国国内流通の停滞が長期化したことで在庫が潤沢だったため、たまねぎ全体の輸入量は前年の1.6倍と、前年を大幅に上回った。
 たまねぎに次いで増加率が高かったのはキャベツで、1359トン(同27%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の1352トン、第2位が米国の7トンであった。大型連休による堅調な需要に対して、国産品が低温干ばつで生育が停滞して市場入荷量が伸びなかったことから、前年を大幅に上回った。
 たまねぎに次いで増加率が高かったのはばれいしょで、4298トン(同14%増)となった。全量米国からの輸入であった。前月同様、チップス原料用の主産地である北海道が、高温干ばつで不作傾向となったことで国産原料が引き続き品薄となっており、代替調達として米国産の輸入量が増加し、ばれいしょ全体の輸入量は前年をかなり大きく上回った。
 一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはごぼうで、2665トン(同20%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の2594トン、第2位が台湾の71トンであった。COVID-19により外食産業などからの需要が回復しきらない中、前年は中国産の秋作が豊作で輸入量が大幅に増加したことに加え、国産品の価格 が高値となった前年の6割程度となったことから、前年を大幅に下回る輸入量となった。
 ごぼうに次いで減少率が高かったのはかぼちゃで、1万2227トン(同13%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位がニュージーランドの6980トン、第2位がメキシコの5244トン、第3位が韓国の3トンであった。
 かぼちゃに次いで減少率が高かったのはジャンボピーマンで、3051トン(同10%減)となった。輸入先別の内訳は、第1位が韓国の3003トン、第2位がカナダの24トン、第3位がニュージーランドの16トンであった。これらの品目は、COVID‒19により外食産業などからの需要が回復しきらなかったことに加え、為替が円安基調になったこと、COVID‒19による世界的なコンテナ不足などで船便が不安定になっていたことから、前年をかなり下回る輸入量となった(表2)。

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(注)本文中の「主な品目」とは、輸入数量の多い品目のことである。

(3)冷凍野菜等

 冷凍野菜の輸入量は、スイートコーン、ばれいしょ、えんどうなど多くの品目が前年を上回ったことから、全体では前年同月比19%増と前年を大幅に上回った(図3)。

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 主な品目のうち最も増加率が高かったのはスイートコーンで、5322トン(同54%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が米国の3131トン、第2位がタイの900トン、第3位がハンガリーの587トンであった。
 スイートコーンに次いで増加率が高かったのはばれいしょで、3万4693トン(同28%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が米国の1万8886トン、第2位がベルギーの5298トン、第3位がオランダの4413トンであった。これらの品目は、前年が在庫調整などで輸入量が減少したことから、前年を大幅に上回った。
 ばれいしょに次いで増加率が高かったのはえんどうで、1209トン(同26%増)となった。輸入先別の内訳は、第1位が中国の702トン、第2位がニュージーランドの211トン、第3位が米国の182トンであった。在庫調整により前年を大幅に上回ったとみられる(表3)。

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 生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のしょうがで1285トン(同42%増)、酢調製野菜のきゅうり及びガーキンで460トン(同46%増)、トマト加工品のピューレ等関割で3530トン(同34%減)、その他調製野菜のスイートコーンで5968トン(同15%増)などであった。

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