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需給動向 2 (野菜情報 2019年12月号)


2 野菜の輸入動向(令和元年9月)

野菜振興部


【要約】

 9月の輸入量は、国産野菜の順調な供給量を背景に生鮮野菜がかなり減少したことから、全体でも1%の減少となった。

(1)令和元年9月(速報値)

令和元年9月の野菜輸入量は、20万7424トン(前年同月比1480トン減、1%減)となった。冷凍野菜、塩蔵等野菜などが前年同月を上回ったものの、生鮮野菜、酢調製野菜等が前年同月を下回ったことから、全体の輸入量は同1%減と前年をわずかに下回った(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、キャベツ、ジャンボピーマン、メロンなどが前年を上回ったものの、ブロッコリー、にんじんなどが前年を大幅に下回ったことから、全体での輸入量は前年同月比13%減と前年をかなり下回った(図2)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのはキャベツで、3226トン(同1464トン増、83%増)で、国別の内訳は、第1位が中国の3210トン、第2位が米国の15トンであった。前年は、国産の順調な出回りから輸入量が大幅に減少したため、本年は、前年を大幅に上回る輸入量となった。

キャベツに次いで増加率が高かったのはジャンボピーマンで、3194トン(同577トン増、22%増)で、国別の内訳は、第1位がオランダの1720トン、第2位が韓国の1296トン、第3位がニュージーランドの137トンであった。主な輸出国であるオランダが、前年は不作により輸入量が減少したことから、前年を大幅に上回る輸入量となった。

ジャンボピーマンに次いで増加率が高かったのはメロンで、1223トン(同216トン増、21%増)で、国別の内訳は、第1位が米国の1197トン、第2位が豪州の16トン、第3位が韓国の11トンであった。主な輸入国である米国が、前年は多雨などの天候不順により輸入量が減少したことから、前年を大幅に上回る輸入量となった。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはブロッコリーで、1009トン(同858トン減、46%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の960トン、第2位が豪州の38トン、第3位が中国の11トンであった。9月中旬の国産価格が安値で推移したことから、前年を大幅に下回る輸入量となった。

ブロッコリーに次いで減少率が高かったのはにんじんで、8066トン(同3222トン減、29%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の7910トン、第2位が豪州の148トン、第3位が米国の6トンであった。前月同様、国産価格が安価で推移したことから、前年を大幅に下回る輸入量となった。

にんじんに次いで減少率が高かったのはごぼうで、3354トン(同1008トン減、23%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の3315トン、第2位が台湾の22トン、第3位がベトナムの17トンであった。

ごぼうに次いで減少率が高かったのはたまねぎで、2万675トン(同4522トン減、18%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2万486トン、第2位が米国の181トン、第3位が韓国の8トンであった。国産品の価格が安価で推移したことから、前年を大幅に下回る輸入量となった(表2)。

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(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、いちご、さといもなどが前年を下回ったものの、スイートコーン、ブロッコリー、えだまめなどが前年を上回ったことから、全体では前年同月比8%増と前年をかなりの程度上回った(図3)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのはスイートコーンで、4391トン(同715トン増、19%増)となった。国別の内訳は、第1位が米国の2554トン、第2位がタイの959トン、第3位がニュージーランドの528トンであった。

スイートコーンに次いで増加率が高かったのはえんどうで、1061トン(同173トン増、19%増)となった。国別の内訳は第1位が中国の619トン、第2位が米国の226トン、第3位がニュージーランドの194トンであった。えんどうに次いで増加率が高かったのはえだまめで、5691トン(同573トン増、同11%増)となった。国別の内訳は第1位が台湾の2328トン、第2位が中国の1586トン、第3位がタイの1549トンであった。これらの品目は、在庫調整により輸入量が増加したとみられる。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはいちごで、2148トン(同482トン減、18%減)となった。国別の内訳は第1位が中国の1388トン、第2位がチリの346トン、第3位がモロッコの122トンであった。

いちごに次いで減少率が高かったのはさといもで、2083トン(同115トン減、5%減)となった。国別の内訳は第1位が中国の2068トン、第2位が台湾の10トン、第3位がミャンマーの4トンであった。これらの品目は、在庫調整により輸入量が減少したとみられる(表3)。

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生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、トマト加工品のトマトピューレ等関割で2792トン(同1079トン増、63%増)、塩蔵等野菜のしょうがで1012トン(同351トン増、53%増)、その他調製野菜のにんじんジュースで3541トン(同441トン減、同11%減)などであった。

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