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需給動向 2 (野菜情報 2019年7月号)


2 野菜の輸入動向(平成31年4月)

野菜振興部


【要約】

 4月の輸入量は、キャベツやにんじんなどの生鮮野菜がやや減少したものの、冷凍野菜、トマト加工品などの増加により、全体では5%の増加となった。

(1) 平成31年4月(速報値)

平成31年4月の野菜輸入量は、27万4365トン(前年同月比1万3051トン増、5%増)となった。生鮮野菜およびその他が前年同月を下回ったものの、それ以外の類別が前年同月を上回ったことから、全体の輸入量は前年同月比5%増と前年を上回った(図1、表1)。

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(2) 生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、ジャンボピーマン、メロン、ばれいしょなどが前年を大幅に上回った中、キャベツ、にんじんなどが前年を大幅に下回ったことから、全体での輸入量は前年同月比3%減と前年を下回った(図2)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのは、ジャンボピーマンの4603トン(同1351トン増、42%増)であった。国別の内訳は、第1位が韓国の4300トン、第2位がニュージーランドの223トン、第3位がオランダの77トンであった。前月同様、前年は、韓国の低温、日照不足やニュージーランドの高温などによる天候不順の影響により輸入量が大きく減少していたため、本年の輸入量は前年を大幅に上回った。

ジャンボピーマンに次いで増加率が高かったのはメロンで、4126トン(同1103トン増、36%増)であった。国別の内訳は、第1位がメキシコの2300トン、第2位がホンジュラスの944トン、第3位がグアテマラの743トンであった。前年は、メキシコで高温などの異常気象による生育不良の影響で輸入量が大幅に減少したことから、本年の輸入量は、主要な輸入先国であるメキシコにおいて低温などによる減産となったものの、前年を大幅に上回った。

次いで増加率が高かったのはばれいしょで、7035トン(同1720トン増、32%増)で、全量がポテトチップス加工用として、米国からの輸入であった。輸入先国である米国において、低温などによる生育遅れからの回復により輸入量は大幅に増加した。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのは、キャベツで3308トン(同6156トン減、65%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2883トン、第2位が韓国の213トン、第3位が台湾の141トンであった。前月同様、前年は、一昨年秋の天候不順および台風の影響により国内価格が高騰したことに伴い輸入量が大幅に増加したことに加え、本年は天候に恵まれ生育が前進化し、加工業者などが潤沢に在庫を抱えていたことなどから、前年を大幅に下回る輸入量となった。

キャベツに次いで減少率が高かったのは、にんじんで7544トン(同3330トン減、31%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の6586トン、第2位が台湾の507トン、第3位が豪州の159トンであった。国産価格が前年の半分近い価格となったことから、前年を大幅に下回った。

次いで減少率が高かったのはごぼうで、3390トン(同389トン減、10%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の3038トン、第2位が台湾の351トンであった。主要な輸入先国である中国の前年産の不作による大幅な減産で貯蔵量が少なかったことから、輸入量が減少したとみられる(表2)。

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(3) 冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、えんどう、いんげん豆等、いちごなどが前年を下回ったものの、えだまめ、スイートコーン、ばれいしょなどが前年を上回ったことから、全体では10%増と前年をかなりの程度上回った(図3)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのは、えだまめで7986トン(同1164トン増、17%増)となった。国別の内訳は、第1位が台湾の3263トン、第2位がタイの2295トン、第3位が中国の2029トンであった。前年が外食需要の低迷により輸入量が減少したことから、本年は前年を大幅に上回る輸入量となった。

えだまめに次いで増加率が高かったのはスイートコーンで、5611トン(同681トン増、14%増)となった。国別の内訳は第1位が米国の3977トン、第2位がタイの774トン、第3位が中国の464トンであった。

次いで増加率が高かったのはばれいしょで、3万8658トン(同3208トン増、9%増)となった。国別の内訳は第1位が米国の2万8002トン、第2位がベルギーの3284トン、第3位がオランダの2922トンであった。スイートコーンおよびばれいしょは、北海道における前年の不作により増加した。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのは、えんどうで1203トン(同144トン減、11%減)となった。国別の内訳は第1位が中国の701トン、第2位が米国の305トン、第3位がニュージーランドの160トンであった。

えんどうに次いで減少率が高かったのは、いんげん豆等で1952トン(同188トン減、9%減)となった。国別の内訳は第1位が中国の1111トン、第2位がタイの588トン、第3位がベルギーの91トンであった。えんどうおよびいんげん豆等の輸入量は、主要な輸入先国である中国の多雨など、天候不順による不作により減少した。

次いで減少率が高かったのは、いちごで2684トン(同183トン減、6%減)となった。国別の内訳は第1位がエジプトの1032トン、第2位が中国の705トン、第3位がチリの579トンであった(表3)。

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生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、酢調製野菜のしょうがで1863トン(同369トン増、25%増)、トマト加工品のピューレ等関割以外で1万2403トン(同3778トン増、44%増)などであった。

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