[本文へジャンプ]

文字サイズ
  • 標準
  • 大きく
お問い合わせ

需給動向 2 (野菜情報 2019年4月号)


2 野菜の輸入動向(平成31年1月)

野菜需給部


【要約】

 1月の輸入量は、冷凍野菜が大幅に増加する一方で、昨秋以降の天候が順調であったことを背景に生鮮野菜が大幅に減少したことから、全体では4%の減少となった。

(1)平成31年1月(速報値)

平成31年1月の野菜輸入量は、23万421トン(前年同月比8374トン減、4%減)となった。類別で見ると、冷凍野菜、酢調製野菜で前年同月を上回ったものの、生鮮野菜、乾燥野菜、トマト加工品などが前年を下回ったことから、全体の輸入量は同4%減と前年をやや下回った(図1、表1)。

019a

019b

(2) 生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、たまねぎ、にんにくなどの品目が前年を上回ったものの、キャベツ、結球レタス、メロンなどが前年を大幅に下回ったことから、全体の輸入量は前年同月比22%減と前年を大幅に下回った(図2)。

020a

主な品目のうち最も増加率が高かったのはたまねぎで、2万6433トン(同5451トン増、26%増)であった。国別の内訳は、第1位が中国の2万4291トン、第2位が米国で2031トンであった。主力の北海道産、生育期の天候不順の影響により小玉傾向のため、加工業者などから歩留まりのいい輸入物の引きが強かったことなどから、輸入量が前年を大幅に上回った。

たまねぎに次いで増加率が高かったのはにんにくで、1813トン(同307トン増、20%増)であった。国別の内訳は、第1位が中国の1670トン、第2位がスペインの136トンであった。主要な輸入先国である中国は、生鮮および貯蔵物が潤沢で、輸入価格が下落傾向であることから、輸入量は増加傾向となり、対前年を上回った。

次いで増加率が高かったのはねぎで、5493トン(同458トン増、9%増)であった。国別の内訳は、全量中国からの輸入であった。中国産は、暖冬により生育は順調で輸入価格が対前年比で大幅に下落したこともあり、輸入量は前年をかなりの程度上回った。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはキャベツで、3608トン(同9997トン減、73%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2926トン、第2位がベトナムの492トンであった。前年は、秋の天候不順および台風の影響により国産の価格が高騰したことに伴い輸入量が大幅に増加したことに加え、本年は天候に恵まれ生育は順調に推移したこともあり、対前年では大幅に下回る輸入量となった。

キャベツに次いで減少率が高かったのは結球レタスで、2446トン(同2170トン減、47%減)となった。国別の内訳は、第1位が台湾の2248トン、第2位が米国の95トンであった。キャベツと同様、前年は価格が高騰し、輸入量が大幅に増加したことに加え、本年は天候に恵まれ生育は順調であったことから、前年を大幅に下回る輸入量となった。

次いで減少率が高かったのは、メロンで1519トン(同756トン減、33%減)となった。国別の内訳は、第1位メキシコの783トン、第2位がグアテマラの440トンであった。前月に引き続き主産地のメキシコにおいて、降雨・低温等の天候不順による大幅な減産から、前年を大幅に下回る輸入量となった(表2)。

020b

(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、スイートコーン、いちごなどが前年を下回ったものの、ほうれんそう等、ばれいしょ、ブロッコリーなどの主要品目において、前年を上回ったことから、全体では18%増と前年を大幅に上回った(図3)。

021a

主な品目のうち増加率が高かったのはほうれんそう等で、4998トン(同957トン増、24%増)となった。国別の内訳は第1位が中国の4689トン、第2位が台湾の128トンであった。九州産地において、夏秋の天候不順による生育遅れの影響から減産を見込んだことに伴い、輸入物の引き合いが強まったことなどから、引き続き前年を大幅に上回った。

ほうれんそう等に次いで増加率が高かったのはばれいしょで、2万9605トン(同5180トン増、21%増)となった。国別の内訳は第1位が米国の2万2016トン、第2位がカナダの1869トンであった。主力の北海道産において、昨年6月下旬以降の長雨・日照不足や7月中旬以降の高温・少雨の影響により小玉傾向で出回りが少ないことから、輸入物の引き合いが強まったこともあり、引き続き輸入量が増加したとみられる。

次いで増加率が高かったのはブロッコリーで、5367トン(同710トン増、15%増)となった。国別の内訳は第1位の中国の2600トン、第2位がエクアドルの2480トンであった。前月に引き続き、主力産地の北海道産が天候不順による大幅な減産となったことから、輸入量が増加したとみられる。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはスイートコーンで3362トン(同154トン減、4%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の2204トン、第2位がタイの617トンであった。前月の輸入量が多かったことから、当月は在庫調整により輸入量が減少したとみられる。

次いで減少率が高かったのはいちごで、1987トン(同85トン減、4%減)となった。国別の内訳は第1位が中国の1257トン、第2位がエジプトの229トンであった(表3)。

021b

生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンで1599トン(同151トン減、9%減)、トマト加工品のトマトピューレ等関割で2965トン(同1368トン減、32%減)、その他調製野菜のスイートコーンで4962トン(同1327トン増、36%増)、にんじんジュースで1771トン(同970トン減、35%減)などであった。

022a 023a

024a 025a


元のページへ戻る


このページのトップへ