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需給動向 2 (野菜情報 2019年1月号)


2 野菜の輸入動向(平成30年10月)

野菜需給部


【要約】

 10月の輸入量は、天候不順の影響によりブロッコリーやキャベツなどの生鮮野菜が前年比40%と大幅に増加し、全体でも22%の増加となった。

(1)平成30年10月(速報値)

平成30年10月の野菜輸入量は、24万3552トン(前年同月比4万3351トン増、22%増)となった。類別で見ると、塩蔵等野菜、酢調製野菜などで前年同月を下回ったものの、生鮮野菜、冷凍野菜、トマト加工品などが前年を大幅に上回ったことから、全体の輸入量は同22%増と前年を大幅に上回った(図1、表1)。

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(2) 生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、メロン、かぼちゃなどの品目が前年を下回ったものの、ブロッコリー、キャベツ、にんじんなどが前年を大幅に上回ったことから、全体での輸入量は前年同月比40%増と、前年を大幅に上回った(図2)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのは、ブロッコリーの1681トン(同1072トン増、176%増)であった。国別の内訳は、第1位が米国の1547トン、第2位が豪州で123トンであった。前年が米国において主産地の高温などの天候不順によ生産量の減少に伴い、大幅な輸入量の減少となったことに加え、本年の国内産が台風などの影響から品薄になると見込まれたことから、少なかった前年を大幅に上回った。

ブロッコリーに次いで増加率が高かったのはキャベツで、2254(同1197トン増、113%増)であった。国別の内訳は、第1位が中国の2244トン、第2位が米国の10トンであった。台風による塩害の影響などにより、国内産が品薄になると見込まれたことから、前年を大幅に上回った。

次いで増加率が高かったのはにんじんで、9764トン(同4148トン増、74%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の9479トン、第2位が豪州の259トンであった。国内の主産地において、6月下旬以降の長雨・日照不足や7月中旬以降の高温・少雨の影響から国産の価格が高値で推移したことから、輸入量が前年を大幅に上回った。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはメロンで、1117トン(同263トン減、19%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1057トン、第2位がメキシコの20トンであった。前月に続き、米国の主産地において多雨などの天候不順による生産量の減少から、輸入量が減少した。

メロンに次いで減少率が高かったのは、かぼちゃで2002トン(同47トン減、2%減)となった。国別の内訳は、第1位がニューカレドニアの1901トン、第2位が韓国の41トンであった(表2)。

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(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、さといもなどが前年を下回ったものの、いちご、ブロッコリー、ほうれんそう等などの主要品目において、前年を上回ったことから、全体では16%増と前年を大幅に上回った(図3)。

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主な品目のうち増加率が高かったのはいちごで、2520トン(同784トン増、45%増)となった。国別の内訳は第1位が中国の1741トン、第2位の米国の425トンであった。前年は在庫調整により輸入量が少なかったこともあり、対前年では輸入量が増加したものとみられる。

いちごに次いで増加率が高かったのはブロッコリーで、5288トン(同1609トン増、44%増)となった。国別の内訳は第1位のエクアドルの2675トン、第2位が中国の2258トンであった。生鮮野菜と同様に国内産が台風などの影響から品薄になると見込まれたこともあり、輸入量が増加したものとみられる。

次いで増加率が高かったのはほうれんそう等で、4600トン(同1072トン増、30%増)となった。国別の内訳は第1位の中国の4266トン、第2位が台湾の163トンであった。国内産の天候不順による作柄不良により生産量が減少したことから、輸入量が増加した。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはさといもで3214トン(同355トン減、10%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の3211トン、第2位が台湾の3トンであった。在庫調整により、輸入量が減少したとみられる(表3)。

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生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、塩蔵等野菜のきゅうり及びガーキンで1762トン(同320トン増、22%増)、酢調製野菜のしょうがで1465トン(同102トン減、7%減)、トマト加工品のピューレ等関割以外で8269トン(同1543トン増、23%増)、その他調製野菜のにんじんジュースで、5159トン(同2162トン増、72%増)などであった。

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