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需給動向 2 (野菜情報 2018年4月号)


2 野菜の輸入動向(平成30年1月)

野菜需給部


【要約】

 1月の輸入量は、昨秋の台風および天候不順により、はくさいやキャベツなどの生鮮野菜の大幅な増加により、全体でも4%の増加となった。

(1)平成30年1月(速報値)

平成30年1月の野菜輸入量は、23万8795トン(前年同月比8975トン増、4%増)となった。類別で見ると、輸入量が多い冷凍野菜が前年をかなりの程度下回ったものの、輸入量の37%を占める生鮮野菜が前年を大幅に上回ったことから、全体の輸入量は前年同月比4%増と前年をやや上回った(図1、表1)。

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(2)生鮮野菜

生鮮野菜の輸入量は、しょうがやにんにくなどが前年をかなり大きく下回ったものの、キャベツや結球レタスなどの主要な品目が大幅に上回ったことから、全体での輸入量は前年同月比31%増と、前年を大幅に上回った(図2)。

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主な品目のうち最も増加率が高かったのははくさいで、2213トン(同1929トン増、679%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の2009トン、第2位が韓国の204トンであった。国産が昨秋の台風および天候不順の影響により、出荷量が大幅に減少し国産の価格が高騰したことや加工・業務用需要により、輸入量が大幅に増加した。

次いで増加率が高かったのはキャベツで、1万3606トン(同1万1260トン増、480%増)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1万2793トン、第2位が韓国の625トンであった。はくさいと同様に、国産が昨秋の台風および天候不順の影響により、出荷量が大幅に減少し国産の価格が高騰したことから、輸入量が大幅に増加した。

次いで増加率が高かったのは結球レタスで、4617トン(同2216トン増、92%増)となった。国別の内訳は、第1位が台湾の3779トン、第2位が米国の655トンであった。はくさい、キャベツと同様に、国産が昨秋の台風および天候不順の影響により、出荷量が大幅に減少し国産の価格が高騰したことから、輸入量が大幅に増加した。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはしょうがで、1334トン(同202トン減、13%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1288トン、第2位がインドネシアの25トンであった。前月の輸入量が多かったことに加え、中国の主産地の生育期の天候不順により、輸入量が減少したとみられる。

次いで減少率が高かったのはにんにくで、1506トン(同188トン減、11%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1455トン、第2位がスペインの32トンであった。前月の輸入量が多かったことや、在庫調整により、輸入量が減少したとみられる(表2)。

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(3)冷凍野菜等

冷凍野菜の輸入量は、ほうれんそう等が前年かなりの程度上回ったものの、いちごやいんげん豆等が前年を大幅に下回ったことから、全体では10%減と前年をかなりの程度下回った(図3)。

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主な品目のうち増加率が高かったのほうれんそう等で、4041トン(同213トン増、6%増)となった。第1位が中国の3806トン、第2位が台湾の127トンであった。国産が昨秋の台風および天候不順の影響により出荷量が減少し価格が高騰したことから、輸入量が増加したとみられる。

一方、主な品目のうち最も減少率が高かったのはいちごで、2072トン(同697トン減、25%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1086トン、第2位がチリの415トンであった。前年が、いちごを使った商品開発や商品展開など、業務需要で輸入量が多かったことから、対前年で輸入量が減少したとみられる。

いちごに次いで減少率が高かったのはいんげん豆等で、1982トン(同546トン減、22%減)となった。国別の内訳は、第1位が中国の1201トン、第2位がタイの557トンであった。前年の輸入量が多かったことや、在庫調整により、輸入量が減少したとみられる。

次いで減少率が高かったのはえだまめで、3911トン(同743トン減、16%減)となった。国別の内訳は、第1位が台湾の1703トン、第2位が中国の1077トンであった。前年が、天候不順により国産が出荷減となり価格が高騰し、輸入量が多かったことから、対前年で輸入量が減少したとみられる。

次いで減少率が高かったのはばれいしょで、2万4424トン(同3948トン減、14%減)となった。国別の内訳は、第1位が米国の1万7798トン、第2位がオランダの2366トンであった。前年は、国産が一昨年の天候不順の影響により出荷が減少し、輸入量が多かったことから、対前年で輸入量が減少したとみられる(表3)。

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生鮮野菜および冷凍野菜以外の類別において、大きな変動のあった主要な品目の輸入量は、その他調製野菜のにんじんジュースで、2741トン(同545トン増、25%増)、塩蔵等野菜のしょうがで、1126トン(同612トン減、35%減)などであった。

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